竹下義樹の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(竹下義樹君) ありがとうございます。竹下です。
二つだけ私の意見を申し上げます。
一つは、地方で現に実現していることではありますけれども、一般公務員採用試験と、それから障害者に特化した選考別枠採用試験と両方やっているわけですけれども、その両方においてどのような配慮が必要かということになるかと思っております。
一般公務員採用試験においても、現状の中では、残念ながら視覚障害者に限ってしか私今内容を理解しておりませんけれども、例えば、弱視の方に対する試験、合理的配慮のときに、拡大文字は用意するけれども拡大読書器は駄目だよとか、あるいは音声パソコンとの併用は駄目だよという形で、非常に、何といいますか、窮屈な配慮になってしまっておる例がたくさんあります。
そうではなくて、一般公務員採用試験の場合においても、その能力が十分に発揮できるためには、それらの合理的配慮が本人のニーズにあるいは特性に応じて十分に配慮されて初めて同じスタートラインといいますか機会の平等が与えられるんだろうというふうに思っております。
それから、障害者の選考別枠採用のところで非常に気になるのは、障害者の採用枠であるにもかかわらず、現実には、通勤が一人でできないと駄目だよとか、あるいは、活字文字、普通の文字が読めないと駄目だよという要件を平気でというか、怒られますけれども、そういう要件をはめている例がいっぱいあるわけです。
それはどう考えても理解できないんです。障害者の採用を目標としているにもかかわらず、その障害に対する理解がないというふうにその場合私は言わざるを得ないと思っているわけでございます。そうではなくて、障害者を採用しようとするのであれば、その人がどういう形で能力を発揮できるか、あるいは、その人の障害をカバーするのには何が必要かということを個別性をもって理解するということが障害者の選考採用では特に重要だと思っているわけであります。
その点で、単に機械的な要件をつくるのではなくて、あくまでも採用試験においては障害の特性が全てにおいて配慮されるような採用の枠組みをつくり、すなわち、合理的配慮でいうならば、決められた枠に当てはまる人という合理的配慮ではなくて、個別のニーズに対応できる配慮ということが常に用意していただくことをお願いしたいと思っております。