江島潔の発言 (文教科学委員会)
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○江島潔君 是非、柴山大臣の強力なリーダーシップの下、一日も早い文部科学省の信頼回復に向けて全力を挙げてお取組をいただきたいと改めてお願いを申し上げます。
それでは、文部科学省の科学の部門について、まず少し質問させていただければと思います。
元々私は化学を専攻していた技術屋だったもので、やはり科学立国こそ日本のこれからの生きる道だという信念を持って様々な施策にも取り組んできたところでありますけれども、科学技術の分野でいうと、何といってもその栄誉の頂点にあるのはノーベル賞ではないかと思います。日本は近年このノーベル賞を受賞する科学者が続出をしていると、これは本当に私は日本を元気付けるうれしいニュースであります。今年度も、本庶佑京大特別教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたわけであります。
ちなみに、本庶先生は山口県の宇部高校というところまでずっと小中高と山口県民でありまして、山口県としては大変にうれしい、誇りを持っているところであります。京大の先生なので、どうしても京都大学の最終学歴しかクローズアップされていないんですが、本庶先生は山口県民にとっても大変な誇りでございます。
ところが、本庶先生のこの受賞の様々な御挨拶、その後の御講演等を拝聴しておりますと、むしろ私、本庶先生からのメッセージで一番国民に響いているのは、我が国の研究力が落ちているんだと。それは、様々な開発費とかあるいは国のバックアップ体制というものが欧米に比べてあるいは中国に比べても相当低下しているという、そういう日本の将来に対する危険信号を発していらっしゃるんじゃないかなという気がしてなりません。それは、私も本当にそのような指摘を受けて考えてみますと、今までもノーベル賞を受賞された各先生方がそのような同様なメッセージをやはり発していらっしゃったような気がしております。
そこで、大臣にまずお尋ねを申し上げたいのは、例えば科研費等の基礎研究支援策を今よりもっと充実していく、その充実というのは、前年対比一%伸びましたとか二%伸びましたとか、そんなそういうせせこましい話じゃなくて、本当に、今ぐいぐいとそういうものを伸ばしている中国とかあるいは欧米諸国と比較した上で、それに負けないぐらいの増額、支援体制というものをしっかり取っていけるかどうかと、この辺に私は懸かっているのではないかと思いますので、まず、我が国の研究力向上に向けた取組、この辺に関する大臣のお考え、そしてお気持ち、御決意を聞かせていただければと思います。