柴山昌彦の発言 (文教科学委員会)
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○国務大臣(柴山昌彦君) 私は埼玉県民でありますけれども、今般、本庶佑先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことは、一国民として我が国の高い研究水準と基礎科学力を改めて世界に示すものとして大変誇らしく、また喜ばしく思っております。
他方で、今理事御指摘のとおり、近年我が国は論文の質、量双方の観点での国際的な地位の低下ですとか、国際共著論文数の伸び悩み、こういったところに見られるように、諸外国に比べて研究力が相対的に低下傾向にあるということは否めないと思います。その原因としては、若手研究者の雇用の不安定化、またキャリアパスの不透明さによる若手研究者を取り巻く環境の悪化、また国際的な研究ネットワークの構築の遅れ、新たな研究分野への挑戦の不足、こういったことが挙げられると認識をしております。
文部科学省といたしましては、将来の優秀な研究者を確保するために、若手研究者の研究環境の改善が重要であるというふうな観点から、まずは今お話のあった科研費における若手研究者を中心としたリソースの重点投下、制度改革、もちろんトータルとしての上積みということが極めて重要ですけれども、そういった改革。そして、若手研究者が海外で研さんを積み、挑戦する機会の抜本的な拡充、新興・融合領域の開拓に資する取組の強化及びこれらを支える共同利用、共同研究体制の強化などに関して総合的に取り組む研究力向上加速プランを実施をして、研究力の向上に向けた取組をしっかりと後押しをしていきたいと考えております。