新妻秀規の発言 (文教科学委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○新妻秀規君 今御答弁にあったような取組を是非とも推進をしていただきたいと思います。
次に、自閉症のお子さんへの高校での学びの場の充実を、これは大臣に伺いたいと思います。
私、岐阜県にお邪魔したときに、中学校三年生の自閉症のお子さんを持つ保護者の方から相談を受けました。この方、知的障害ではないので療育手帳は交付されていないお子さんです。中学校では通級指導を受けていました。進路について、県内の高等特別支援学校への進学を希望したんですけれども、進路指導においては療育手帳がないから無理だよというふうに言われたということです。
ここで資料一を御覧ください。これは、文科省さんから入手いたしました岐阜県の県立の高等特別支援学校の入学者の選抜要項です。この(3)のアの(イ)のところですね、療育手帳の写しがないと駄目ですよという話なんです、簡単に申し上げますと。
一方、このお子さんは、普通高校への進学は集団生活への適用がなかなか難しいので厳しいということで、今は通信制の高校を考えているということです。
ここで資料の二を御覧ください。これも文科省さんから入手させていただいた資料です。これは、一番上の欄が左から特別支援学校、真ん中が特別支援学級、右が通級による指導となっているんですけれども、それぞれこの教育の対象とするお子さんが下に列記されております。これは小学校、中学校、高校まで共通の表でありまして、根拠は学校教育法と承知をしております。
真ん中よりちょっと下のところに自閉症者とありますけれども、これは特別支援学校の対象外であります。なので、一番左の列ではこの自閉症者に対応するところがブランクになっています。なので、受皿は、特別支援学級、真ん中の列か、若しくは一番右の通級による指導なわけなんですけれども、文科省さんに伺ったところ、高校段階においては特別支援学級は全国でもまだ例はないと伺っています。
なので、残るは一番右の列の通級指導なんですけれども、資料の三をここで御覧ください。これも文科省さんからいただいた資料です。高等学校における通級指導の実施状況なんですけれども、県ごとに、都道府県名が一番左の列に書いてあって、真ん中に実施予定、三十年度実施するかどうか書いてあって、箇所数が一番右の列に書いてある、そういう表です。左が都道府県、右が指定都市なわけなんですけれども、まだまだこれは始まったばっかりの取組なわけです。実施例も、この表の箇所数に見るとおり、なかなか少ないというのが実情です。
ここで、自閉症のお子さんにおきましては、中学校までは通級による指導とか、あと特別支援学級による指導が普及しているので教育の機会が確保されているところですけれども、高校進学に当たっては、今この資料の三で見ましたように、通級指導が行われている学校が近くにない場合、事実上進学先の選択肢が通信制などを除いてはなかなか存在しないということが分かると思います。これは、この表の、もう一回資料の二に戻って、この自閉症のお子さんも、情緒障害者のお子さんも、また一番表の下の学習障害者とか注意欠陥多動性障害者、こうしたお子さんについても同様なわけなんです。
ここで大臣に伺いたいんですけれども、こういう生徒さんの高校段階での学習の機会の確保、是非とも必要だと思うんですけれども、今後どのように取り組んでいかれるのでしょうか。