福岡資麿の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○福岡資麿君 自由民主党の福岡資麿です。
私は、自民・公明を代表し、ただいま議題となりました横山信一法務委員長解任決議案に断固反対する立場から討論をいたします。
現在、法務委員会で議論されている出入国管理法は、人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野に属する一定の専門性、技能を有する外国人の受入れを図るため、現行の専門的、技術的分野における外国人の受入れ制度を拡充するなど、人手不足が深刻化する我が国において、丁寧かつ円滑な審議の上、早急に成立させる必要があります。
横山委員長は、大学院で学んだ水産学の知識を生かして北海道の水産試験場で御活躍された後、道議会議員を務められ、地域の基幹産業である水産業の振興などにも取り組まれましたが、参議院議員になられてからも、参議院災害対策特別委員長や総務委員長として、少数会派の方々の主張にもしっかり耳を傾け、中立公正、丁寧かつ円満な委員会運営に努めてこられました。
また、現場の実情を見ていない政策には厳しく意見される一方、現場の声をつぶさにくみ上げた政策の実現に全力で取り組まれるという、常に地域目線、現場目線を大切にする姿勢で政治に当たってこられました。北海道胆振東部地震の際にも、精力的に被災地に入られ、被災者の心に寄り添うなど、国民目線に立った方であることは言うまでもありません。
法務委員長就任後も、横山委員長は、極めて丁寧かつ充実した審議の円満な実現に尽力してこられました。
野党のかねてからの強い要望でありました総理出席の本会議審議を実現させたことに加え、委員会でも三名の参考人から本法案に対する意見を聴取し、衆議院を大幅に上回る審議時間を確保いたしました。参議院では対案が提出されましたが、政府が提出した法案も含めて十分な審議時間が確保されています。
野党からの強い要望を踏まえ、衆議院では行っていない日本語学校への現場視察を通じ、外国人との共生に向けて努力を重ねている地域や外国人の就労環境、生活の実情も直接把握し、さらに、与野党合意の上で、総理出席で委員会審議を行いました。
いずれも、横山委員長の人柄と丁寧な姿勢があったからこそ実現したものであります。
これまでの審議を通じて、政府基本方針や分野別方針、法務省令に委ねている受入れ見込み数など、具体的な制度の運用等についても政府から丁寧な説明がなされてきたところです。
新たな外国人材の受入れ拡大に伴う地域や社会保障への影響などについても、社会保障制度、日本語教育を含む教育制度の在り方について検討を進め、外国人との共生社会の実現に向けた環境整備をしっかりと進めていくことも確認されています。これも横山委員長の公正中立かつ丁寧な委員会運営の下、充実した審議が実現できたからこそであります。
その上で、審議が尽くされたとの判断の下、採決を行うことは、委員長の職責として当然のことであります。横山委員長には全く瑕疵はなく、解任される理由はどこにもありません。参議院らしく審議が整然と行われたのは、横山委員長の冷静かつ丁寧な委員会運営のたまものであります。
以上申し上げましたように、一部野党による理由なき本決議案の提出は全く容認することができず、直ちに退けられるべきであります。横山委員長には、引き続き、公平中立かつ円滑な委員会運営をお願いしつつ、解任決議案に断固反対であることをお伝えし、私の討論を終わります。(拍手)