櫻井周の発言 (外務委員会)

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○櫻井委員 大臣のお気持ちといいますか、お考えはわからなくもないんですが、JICAという組織がどういう役割を果たしているかというところで、若干ちょっと私と考え方が違う。また、私自身の思いとしては、実際に即しているのではないかと思うわけです。
 といいますのも、NGOも確かに実施主体、JICAも実施主体ということで見えますけれども、実際JICAがやっているのは、更にコーディネーションをやっているようなところでありまして、JICAはそこから先に、民間企業であったり、又は各省庁、特に日本国内の現業省庁であったり、また大学であったり、地方自治体であったり、NGOであったりと、いろいろなノウハウを持っているところにお願いをして、いろいろな仕事の割り振りをする。それから、実際海外に出ていって途上国でいろいろ活動するわけですから、いろいろな問題も起きてくるといったときに、相手国政府も最初に言っていたことと違うことを言い始めたりというようなことがあって何か行き違いがあったりしたときに、ちゃんとサポートをしていく、そういうお世話係のようなものを主としてやっている機関だというふうに認識をしているところです。
 ですから、NGOに活躍していただく、どんどんどんどん強化していく、これは本当に必要なことだと思います。しかし、だからといって、JICAと競争するような、何かその立ち位置が違うんじゃないのか、競争というよりは協調する主体ではないのか、こういうことでちょっと疑問に思っているわけでございます。
 かつて、日本のODA、いろいろな実施機関があって、JICA、国際協力事業団と言っていた時代、海外経済協力基金が円借款をやり、また、各省庁がそれぞれODAの予算を持っていてということで、ばらばらにやっていて、隣で日本のODAがやっているのにお互いに何やっているか知らないとか、そういったようなこともかつてはあったわけです。
 それが、いろいろなものがほぼJICAに集約をされていって、そもそも日本のODAでやっている部分についてはおおよそお互いわかるようになった。その地域でどういうことが行われているか、その国に対してどういう援助が行われているかというのが総括的にようやくわかるような体制になってきたわけなんですね。ある種、一元管理をしているところがあった方が効率よくできるという意味で、JICAはNGOと競争するような主体ではなくて、協調して、コーディネーションしていく主体ではないのか、こういうことで質問させていただいているわけです。
 一方で、大臣は、過去の、大臣になる前のブログを拝見すると、JICAが生ぬるい組織ではないのか、このような疑問というか懸念もお持ちだったというふうに理解をしております。
 それに関しては、確かにJICAは国内では一元的にやっていく。ただ、例えば、アメリカであればUSAIDであるとか、イギリスであったらDFIDとか、そういったそれぞれの機関、各国一元的に管理をしている機関があるわけですから、それぞれなんですけれども、それぞれ援助機関同士はある種競争をしているわけですし、また、国際機関とも競争しているということですので、決してJICAが競争にさらされていないというわけではなくて、むしろ、厳しい国際競争、それこそ、場合によっては国益をかけた競争をやっているわけですので、こういった部分については、しっかり国際競争に勝ち抜けるように、しっかりサポートしていくといいますか、こういうことが必要だと思うんですね。
 こうした背景も踏まえまして、大臣、このNGOとJICA、これはむしろ協調していく立場同士ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 櫻井周

speaker_id: 29486

日付: 2019-03-08

院: 衆議院

会議名: 外務委員会