遠山清彦の発言 (外務委員会)
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○遠山委員 公明党の遠山清彦でございます。
私も冒頭、木原先生と同じように、先日の川崎の事件で、小学校六年生の栗林さんという女子生徒さんとともに、外務省職員の小山智史さんがお亡くなりになったことに対しまして、心より哀悼の意を表したいと思います。御遺族の心情を思いますと、深い心痛と怒りを禁じ得ないわけでございますが、外務省として、小山さんの御遺族、御一家に対して、できる限りの御支援をお願いをしたいと思います。
それでは、質疑に入らせていただきます。
本年五月二十日、私は、ウクライナの首都キエフに総理特使として派遣をされまして、四十一歳、俳優出身のゼレンスキー新大統領の就任式典に参列をさせていただきました。短時間でございますが、同大統領とも立ち話をさせていただきまして、安倍総理からの祝意、並びに、さまざまな困難に直面をしておりますウクライナに対して日本としての支援を継続する旨を伝えたところ、大統領夫妻、お二人から、ありがとうと日本語で応じていただくなど、非常によい会話ができたと思っております。
まずは、特使としての活動を支えていただいた外務省の職員、また、特に在ウクライナ全権大使の倉井大使を始め現地の日本大使館の職員の奮闘ぶりを自分の目で拝見をいたしまして、改めて感謝を申し上げたいというふうに思います。河野外務大臣の主張されている足腰予算の強化、これはぜひともやらなければならないと、今回のウクライナ訪問を通じても痛感した次第でございます。
さて、私自身、四年ぶりにウクライナを訪問させていただきまして、二つの所感を持ちました。大臣と共有した上で、大臣の御見解も伺いたいと思います。
一つは、ウクライナは、実はロシアを挟んで日本にとっては隣の隣の国、まあ、ちょっと遠いんですけれどもね。隣の国ロシアを挟んで隣の隣の国であるということでございまして、日本外交にとりまして非常に有益な情報を豊富に有しているなと改めて実感をいたしました。そこで、この日本とウクライナの二国間の戦略的な関係を更に強化すべきではないかという感想を持ちました。
二つ目は、ゼレンスキー新大統領の就任演説で、実は、具体的な名前が出た国は四つだけでありました。
一つはアイスランド。これは、我々日本人はよくわかりませんが、サッカーの模範はアイスランドだとおっしゃったんですね。それからイスラエル。これは、国防についてはイスラエルだと大統領がおっしゃった。三つ目がスイス。これは、分断された社会の中で人々が幸せに生きる国としての模範はスイスだと。大臣御承知のとおり、スイスは、エリアによってはドイツ語圏とかイタリア語圏、フランス語圏と言語が違うということで、ウクライナもそういう面が少しありますので、そうおっしゃった。最後に四つ目、日本。これは、テクノロジー、技術では我々ウクライナ人は日本人にならなければいけない、こういう表現で取り上げられたわけでございます。
実は、ウクライナ自体が、旧ソ連時代から、例えば世界で最も優秀な輸送機と言われているアントノフを生産するなど、エンジン分野、こういう特定分野の工業技術では相当高いものがございます。それから、最近は、IT、ブロックチェーン、サイバーセキュリティーなどの先進分野でも質の高い人材を輩出していると認識をいたしております。
こういった点に着目をした上で、ウクライナと日本の協力関係を更に強化すべきではないかと私は感じておりますが、この二つの点につきまして外務大臣の御見解を伺いたいと思います。