笹川博義の発言 (環境委員会)

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○笹川委員 ありがとうございました。
 それぞれの、脱プラスチック、再プラ、これについての動きについて、政府としても、予算含めてしっかりと後押しをしていただきたいというふうに思います。
 しかし、今政務官がおっしゃったとおり、プラスチックとうまくつき合う、このことの観点もぜひ忘れてはならないと思うんですね。プラスチックは我々のこの社会を支えている大きな材料であることは間違いないし、製品であることも間違いない。これを、プラスチックは悪なんだ、悪役なんだというようなことは、私は実はあってはならないというふうに思っています。どううまくつき合っていくんだ、どうまた資源化をしていくんだ、このことをぜひ主たるものとしてお考えをいただきたいというふうに思うんです。
 例えば、じゃ、プラスチックを紙や木製にしたらどうか。それは確かに、プラスチックから紙か木製にする、これはいいことかもしれない。しかし、それは森林資源に対してはどういう影響が出るんだ。さらにはまた、生分解性プラスチック、これは分解するからいいんですよ、使ってくださいと。しかし、これは海洋に出たときに、それぞれの水深の中で本当に分解するんですか。この機能というのは、実はそこをわかっていないんですよね。万能じゃないということなんですよ。環境省とすれば、そういうところまできっちりと配慮する必要があるというふうに私は思うんですね。
 それから、プラスチックというのは、ビニールなり、さまざまなところで実は食品ロス対策にもなるんですよ。でかい袋の中にかつおぶしを入れるのか、一回こっきりずつのかつおぶしなのか、どっちが食品ロスが出ないんですかということになれば、利便性から考えても、答えは出ているわけですよ。
 だから、さまざまな中でいろいろな問題に対しても実は貢献していることはあるんですよ。だから、バランスのいい議論をやはり国としてやっていくべきだというふうに思うんです。違うところに影響が出て、ああ、しまったなというんじゃ、これは困るんですよ。
 太陽光がいい例ですから。太陽光は再生可能のエネルギーだからいいんだ、いいんだと。しかし、考えてみれば、里山を壊して太陽光のパネルがついて、果たして地球にとっていいんですか。それは、人間の価値観からすれば、あの一山、何の価値もないじゃないか、だから太陽光のパネルを使ってFITで稼いでもらった方がいい。それは人間の発想であって、地球から見れば、やはり山は山として自然のままに残しておいてもらいたい、これは当たり前の話なんですよね。人間が見て当たり前のことは、実は地球側から見てそうではないということもあるかもしれない。
 だから、ぜひ、問題というのはやはり多面体で見るべきだというふうに私は思いますので、時には環境省は悪役になって体を張ってでも、こういうこともあるんだということは、やはりきちっと言うべきことは言った方がいいというふうに私は思っております。
 続いて、マイクロプラスチックの問題についてなんですが、この問題についての実は大きな課題というのは、基礎研究が非常に不足をしている。だから知見が不足している。だから、議論をしようにも、知見が不足していれば議論がしようがないんですよ。これはやはり新しい課題であると同時に、大きな課題。そして、さまざまな生物に影響を与えているだろうというふうに言われている課題であります。
 しかし、それをどう裏づけていったらいいのかということが大事でありまして、その中にあって、日本のとるべき道は、この基礎研究の不足、知見の不足、データの不足、このことについて国を挙げてどうバックアップをしていったらいいのかということに僕はあると思うんですね。
 すなわち、資金にしても、研究の拠点として我が国がやはりどこか提供してもいいんじゃないのか、リーダーシップは我が国がとるべきではないのかというふうに私は思っておりますので、改めて、この問題についての環境省としての意気込みをぜひお聞かせいただければというふうに思います。

発言情報

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発言者: 笹川博義

speaker_id: 34189

日付: 2019-05-10

院: 衆議院

会議名: 環境委員会