阿部知子の発言 (厚生労働委員会)
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○阿部委員 大臣にはぜひ国立社会保障・人口問題研究所の遠藤さんという所長がお述べになっていることをテークノートしていただきたいですが、この方が医療費の増加要因を分析されて、一応、医療費は長期的には経済成長に見合うようにコントロールされてきた、高齢者数と医療費との相関は小さい、二〇〇〇年代の医療費自然増は三%だが、二〇一二年度からは二%へ低下していると。私どもから見ればそれは削減策であると言いたいところもありますが、これは結果を分析したものです。
あわせて、二〇〇〇年代の医療費増加の主な要因は、外来プラス調剤の増加である。そして、四点目、高齢者の増加は医療費増加要因ではあるが一定程度コントロール可能で、二〇〇八年度以降、高齢者一人当たりの医療費の増加率は、入院も外来も若人の増加率を下回っている。
これはどういう意味かというと、高度化の方が当然ながら、あるいはオプジーボのような高価な薬品の方が今の増加要因にはきいてくるということであって、私がここで指摘したいのは、高齢者がふえたら医療費がふえるんだ的な論調が最近非常に目立ちますので、冷静に分析してもそうではないということを重ねて大臣にも指摘をさせていただきました。
最後の質問に入りますが、これは尾辻さんや池田真紀さんがお取上げになった、在日外国人の健康保険制度における、扶養者の海外居住の方を外していくという問題であります。
これは立法事実がない、例えば外国人がたくさんの医療費を使う、あるいは不正利用しているんだ等々は実態がない、何事も具体的には指摘されなかったと今の質疑の中で思います。
じゃ、どうして外していくのということになると、先ほど来の質疑を聞いておりますと、健康保険制度の基本的な考え方、大臣はこれを、国内で医療を受けることが原則だとおっしゃいました。
しかし、グローバル化した今日、日本人が海外で受ける医療への給付も当然ながらカバーされるようになりました。これは私は、さっきの未来何とか会議の全世代型社会保障プラス、グローバル化の社会保障というのがこれからの課題だと思うんです。
大臣にそもそもお尋ねいたしますが、なぜ、日本の医療保険制度の中で扶養家族を、特に組合健保や協会けんぽといわれる勤労健保において扶養家族をその範疇に取り込んできたのか、この歴史を御存じでしょうか。大臣にお願いします。