茂木敏充の発言 (内閣委員会)
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○茂木国務大臣 我が国の財政状況につきましては、家計でいうローン残高に当たります債務残高がGDPの二倍程度にまで累積するなど、今、厳しい状況にあるわけであります。もちろん、他の国々も債務残高というのは抱えておりますが、このGDPの二倍程度というのはかなり高いレベルであるのは間違いないと考えております。
そういった中でも、今までのところ、豊富な国内貯蓄等を背景にしまして、低い金利水準で、国内の資金、先生の言葉で言うと、身内のお金で安定的に国債を消化することができていると認識しておりまして、これは、例えば、一時財政危機に陥ったギリシャ、これは海外からお金を持ってきた、こういう状況とは違っているんだと思います。
ただ、仮に、我が国の財政の持続可能性についてマーケットの信認、これが損なわれるといったリスクが顕在化した場合には、国債価格の下落であったりとか金利の上昇等による影響が生じる可能性があります。
ただ、これは、金利の上昇がそのまますぐに国の借金の利払いにきいてくるかといいますと、長期金利につきましては、債務残高の多くは既発債である、何年間で、既にその時点の前の時点の金利ということになりますので、金利の上昇がそのまま全ての利払い費の増加に直結するわけではないわけでありますが、例えば、長期金利が仮に一%上昇しますと、一年目に必要となります国債の利払い費の増加というのは一兆円になる、このように試算をされております。
ですから、大切なことは、我が国経済の健全性及び財政再建の取組についてマーケットから信認を維持し続けることであると考えておりまして、今後とも、経済再生なくして財政健全化なしという基本方針のもと、経済財政一体改革に着実に取り組みまして、フローでいいますと二〇二五年度のプライマリーバランスの黒字化、そしてストックでいいますと債務残高の対GDP比の安定的な引下げを目指して、財政健全化、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。