畑野君枝の発言 (文部科学委員会)

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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。
 永田恭介参考人、両角亜希子参考人、松尾清一参考人の皆様には、大変貴重な御意見を賜り、ありがとうございます。
 二月十三日に文部科学省内で記者会見をされた「大学の危機をのりこえ、明日を拓くフォーラム」の皆さんの記事が載りました。ノーベル賞受賞者の梶田隆章、白川英樹両氏を始め五十一人の大学人の呼びかけだということで、私も読ませていただきました。
 「いま、大学はさまざまな危機に直面しています」ということで、「第一の危機は、学術研究や高等教育の基盤を支える教育研究費が年々削減され、教育・研究をこれまでの水準で続けることさえ困難になっていることです。」「第二の危機は、不断に「改革」を求めるかけ声のもとで、「大学ガバナンス」改革と称して大学にはふさわしくないトップダウン型大学運営が強化され、結果として大学全体が疲弊するに至っていることです。」
 それではどうしたらいいのかということが次に書かれておりまして、「第一に、以上のような「改革」が推し進められている背景には、まがりなりにも中長期的な広い視野から大学政策を立案する役割を担ってきた文部科学省と中央教育審議会の地位が低下し、首相官邸に政策形成に中心が移っているという事情があります。そのため、「科学技術イノベーション」の拠点、あるいは「地方創生」の拠点として大学を位置づけるというように、経済政策的視点に傾斜した大学政策が次々に打ち出されてきました。その結果、大学間格差が広がり、広がった格差は国立大学でも私立大学でも大学の事実上の「類型化」として固定化されようとしています。それぞれの大学が自らの判断で特色を打ち出すことは必要です。しかし、政策によって鋳型にはめようとすることは、大学のもつべき多様な役割、それぞれの個性を軽視することにつながりかねません。」、こういう御意見なんですね。
 私は、今回の学校教育法等改正案について、こういう視点でちょっと伺いたいと思っております。
 大学関係の皆様にいろいろお話を伺わせていただきました。例えば、認証評価機関の問題です。
 文部科学省が介入しないという目的のために、この間、文科省とは別の機関として設立されてまいりました。そこには各大学が人を出して、自主的な評価機関として出発をしております。つまり、大学が自主的に、また大学総体として自主的に評価をするというものです。それに対して文科省が何かをするということは、制度の根幹を百八十度変えることになるのではないかという意見を伺ってまいりました。
 加えて、何を評価項目にすべきかという、認証評価機関でそのことを議論してきたわけです。その際、その項目を決める議論は大学関係者が行ってきた。ですから、学問の自由や発展を阻害するようなものは入り込めない。認証を受ける過程で評価機関と大学との間でさまざまなやりとりがあって、その過程でも大学も自主的に取組を行っている。また、認証で不適格になっても、その課題とされた点を翌年以降、自主的に是正するという取組がなされている。ですから、この評価というのは、やや厳しい、つまり、文科省の介入がないですから、厳しいものになっている。もし文科省が介入することになると、こうした自主的な取組が崩れることになるのではないかという意見がございます。
 加えて、今の認証というのは、最低限守るべき点を見ることになっている。建学の精神に基づいて私学は多様なあり方を持っております。その多様性を保障するのが大切なのでありまして、認証評価のあり方を変えて一つの基準で、つまり文部科学省が望む基準で、しかも改革を義務づけるように文科省がかかわるようになると、この多様性が失われてしまうのではないか、そういう御意見を伺っておりますが、永田参考人、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 畑野君枝

speaker_id: 11663

日付: 2019-03-20

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会