義家弘介の発言 (文部科学委員会)

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○義家委員 義務教育というのは、単に勉強する場所じゃないんですね、人間性、社会性の基礎を身につけるわけであります。例えば、先ほど、情操について、家庭教師のアンケートではオンラインがおおむねよかったという回答があった、そんなものが教育ではないわけですよ。失敗したり、集団の中で認めてもらったり、あるいはともに切磋琢磨して勉強したりスポーツしたり、その総合的な学びこそ勉強であり、この日本の義務教育が日本を支えていると言っても私は過言じゃないと思っているんですね。
 例えば、不登校に、オンラインで家庭で勉強するシステムをつくって、通信制中学校を認めていこうなんという流れになったら、こんな状況になって生徒たちがみんなそこに通ったら、虐待調査、把握できないじゃないですか。どこでどのように勉強して、どういう悩みを抱えているか。
 例えば不登校を持ち出すのであれば、我々が見詰めるのは、その子がなぜ不登校になっているのかという原因、これに一生懸命向き合って、そしてその原因をみんなで考えて解決していく、これこそが今の義務教育が持っている大変重要な役割なわけです。
 中には発達障害の傾向がある子もいるでしょう、中には、いじめられて、助けてもらえないと思いながら、学校に行きたくても行けない子もいるでしょう、中には学習障害の子もいるでしょう、それぞれ一人一人の課題を見詰めて、その課題に対してどんな支援ができるのかとやっていくのが本来の義務教育の使命でありまして、ただ勉強だけオンラインですればいいんだという価値観自体を持つことが、私は大変残念な議論だというふうに思いますよ。
 仮に日本の義務教育がずたずたになっているというなら変えていかなきゃいけませんが、今、OECDの調査では、一億人以上人口のある国で学力トップですよ。もちろん、いろいろな課題はあるんです。しかし、その課題にどう丁寧に向き合っていくかということを議論するならまだしも、課題があって、原因はまちまちだけれども、オンラインで勉強して中学に通っていたことにしようなんという議論、これは本当に、大変残念な話だと思っています。
 大臣、この議論について、私は、私も同感ですが、例えば離島なんかで教科外指導をしている、人員が配置されなくて、自分は社会の先生だけれども、古文の授業を、国語の授業をしなきゃいけないというようなものというのは全国的に過疎の影響であるんですね、現実に。だから、専門の先生が今ある最新のテクノロジーで授業をしていく、専門的に授業をしていくという、テクノロジーを利用したサポート、今ある現状に対してプラスアルファしていくというものはいいですけれども、今ある現状を取っ払って、オンラインで授業を受ければ大丈夫なんだという、このような傾向について、大臣の明確な意思をぜひ教えてください。

発言情報

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発言者: 義家弘介

speaker_id: 21608

日付: 2019-05-31

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会