義家弘介の発言 (文部科学委員会)
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○義家委員 ありがとうございます。
そもそも、よく子供のころ、学校は勉強するところで、おまえたちの仕事は勉強なんだという言葉をかけられた方もいますけれども、私は、子供たちの仕事は勉強じゃなくて、人間力や社会性の基礎を一生懸命、勉強も含めて、学び、成長していくことが子供たちの仕事というか、子供たちにとって最も大切なことだと思っているんですね。
私、多くの学校にも足を運びましたが、驚くべき光景を時折都会では見るんです。一月、二月に小学校六年生の教室に行ってみると、クラスの大半がいないんですね。初め、私は田舎の人間でしたから、何でいないのか理解できなかった。生徒たちはどうしたんですかと言ったら、中学受験を前に風邪とかがうつってしまったら困るから、そして、学校に来る時間よりも、その時間、塾で受験に備えた勉強をした方がいいから、来ないと。これは大変驚きました、私、あの姿を見たときに。
勉強至上主義じゃなくて、やはり教育とは何なのかということを考えていかないと、そのような風潮がどんどん広まれば広まるほど、私は子供たちに対して無責任な教育になっていってしまうだろうと思っています。
例えばこんなものが、こんなものと言ったら変ですが、このような方法が制度化されたら、仮に、籍だけ学校に在籍して、就学義務がありますから、籍だけ中学校に在籍して、残りは学校に通わないで塾的な学びだけをして、そして進学していくというような義務教育が生まれてしまう懸念がある。つまり、積極的不登校。本来、行きたくても行けないんだという不登校の子たちの内面に向き合っていくのが大切ですが、いや、行ったら余り得しないから、自分の志望校に入るためならというような積極的不登校がどんどんふえていってしまったならば、これは我が国として取り返しのつかないことになるというふうに思います。
中根副大臣においては、ぜひとも内閣府の中で、もちろん、民間議員がそれぞれの自由な発想で意見を述べることは大変重要なことだし、いろいろな視点から議論が行われることは重要ですけれども、背骨の部分だけは決して、ぶらしたり、あるいは曲げてしまったりすることだけはないように、最後、中根副大臣の思いも含めてお答えいただけたらと思います。