河野太郎の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(河野太郎君) お配りになりました「日本を形作った「保守リベラリズム」」というのをぺらぺらと拝見をいたしました。とてもじっくりと読むという時間もございませんでしたので上っ面を眺めただけでございますが、この平成の三十年というのは、日本の国の外交、安全保障がどうあるべきかというのを改めて考える三十年だったのかなというふうに思っております。
振り返ってみると、この平成の間に、日米のガイドラインですとかPKOの協力法、周辺事態、有事法制、テロ対策特別法、平和安全法制、特定秘密保護法、安保で、何をすべきかという議論だけでなく、何をするか、何をできるようにしなければいけないかということを考えて必要な制度、政策をつくってきた、そして日米同盟を強化するとともに日本の国の国際的な地位を向上させてきた、そういうのがこの平成だったんだろうなと思います。
しかし、冷戦が終わって平和の果実を味わうかと思いきや、難民の数は戦後最大になり、自由、民主主義あるいは法の支配といった第二次世界大戦の戦後の国際秩序を形作る基礎となってきた価値観に対する挑戦というものが始まっているような気がしております。また、この平成の三十年、それこそ気候変動とか感染症対策といった新たな地球規模の課題が大きくなってきて、人類共通の脅威となってきた、それがこの平成という時代だったんだろうというふうに思います。
今年、平成が終わりますが、次の世の中の中で、日本がこうした地球規模課題にどう役割を果たすことができるか、あるいは日本が国際的な場の中でどんな地位を占めることができるのか、そして日本が自らの安全保障をどのようにやっていくのか、引き続き、様々考えていかなければいけない。冷戦時と違って答えが複雑になってくる、あるいはあらゆる場面を想定して考えていかなければいけなくなるのがこの次の数十年ということになるんだろうというふうに思います。
日本の国を日本たらしめているもの、これをしっかり守りながら、国際社会の中で、平和、民主主義、法の支配、人権、そうしたものをしっかりと守る、そういう決意を新たにして、また前に進んでいきたいと思っております。