森まさこの発言 (環境委員会)
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○森まさこ君 私、今年も、先ほどの木村さんと別に、上野さん、上野敬幸さんという、南相馬市の萱浜で御家族を亡くされた方ですけれども、お会いしてまいりました。南相馬市の萱浜地区では七十七名が命を失っております。やはり、当時三メートルというふうに警報が出されたけれども、二十メートル近くの津波が来て流されてしまいました。
上野さんはおっしゃっておりました。御両親と小さな子供二人を流されたんです。先ほどの帰還困難区域の手前ですけれども、帰還困難区域、立入禁止区域として入れない地域ではなかったんですけれども、捜索の手が来たのはとても遅かったんです。やはり、原発事故があったということで、捜索隊が来ませんでした。そして、自衛隊による排水が行われる作業も二か月ぐらい後だったと伺いました。つまり、津波というのは引き波があった後も膝ぐらいまでは水が残っておりますので、その冷たい水の中に浸って子供の名前を叫びながら捜しておりました。
私は、直後に駆け付けたときに、その上野さんにお会いをしております。上野さんはおっしゃっていました。三・一一の日にみんなで慰霊祭で祈っていただくのはいいんですけれども、自分の願いは、こんな悲しいことを二度と起こさないでほしい、そのために津波の避難訓練を徹底してほしい、自分たちの災害があった後、西日本や全国で水の災害を見るたびに、そこでお亡くなりになった方、孤立されている方、ニュースで見るたびに大変悔しい思いをする。
先ほど舞立政務官の方から御報告をいただきましたが、その津波の避難訓練は現場に住んでいる住民まで届いているでしょうか。ちなみに、上野さんのところの地域では届いていないと思います。上野さんは自分で子供たちに教えていると言っていました。上野さんの意見では、やはり隣組単位で、家族単位の小さな単位で、やはり地震が起きたときにすぐ逃げる。津波が来たときから逃げたんでは遅いんです。このことをしっかり徹底をしていくという御意見をいただいてまいりましたので、内閣府防災担当でしっかりとその検討をしていただきたいとお願いを申し上げます。
次の質問に移りますが、森林再生事業の今後の見通しについて伺いたいと思います。
福島県は全国有数の森林県であり、その森林は県土全体の約七割を占めております。福島県は、多くの人々が森林とともに暮らし、林業をなりわいとする生活を営んでまいりました。しかし、原発事故により、森林も被害を受け、間伐等の森林整備も停滞し、森林の多面的機能が十分発揮されなくなり、水源涵養機能や土砂災害防止機能等が低下することが懸念されております。このため、福島県は、間伐などの森林整備と放射性物質対策を一体的に行う、ふくしま森林再生事業を二〇一三年度から実施しております。
市町村等による森林整備の実績は、二〇一八年三月末で四十四市町村において、間伐は四千八百八十八ヘクタール、森林作業道は五百五十九キロメートルとなっております。また、二〇一八年度は二十六市町村で行われる見通しとなっています。本事業は二〇二〇年度までとされていますが、福島県の森林・林業の再生が復興にとって重要であることを考えますと、二〇二一年度以降も事業を継続していく必要があります。
そこで、国として本事業の評価と継続の必要性についてどのようにお考えなのか伺います。