田中弥生の発言 (議院運営委員会)

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○参考人(田中弥生君) 御質問ありがとうございます。
 私の経歴をどのように生かすかという御質問であったと承知いたしました。
 まず、私の専門は、今おっしゃっていただきました非営利組織論と、それと評価論でございます。
 一つ評価に関してまず申し上げますと、私は、評価については実践者として、あるいは研究者としてこの二十年ほど着手してまいりました。
 一つは、例えばですが、国際協力銀行の参事役として円借款の案件の評価に着手いたしました。
 また、研究としては、NPO等々の民間非営利組織で信頼し得る非営利組織の基準を設計をいたしまして、その普及を新聞社と共に行ってまいりました。
 また、これは大阪大学と一緒に行ったんですけれども、全自治体に情報開示請求を行いまして、NPO法人が都道府県に提出した報告書があるんですが、これを取り寄せまして、そこから、いわゆる財務データですね、これを全部データベース化いたしまして、そこから三万ほどのデータが集まったんですけれども、ここから、財政的に持続可能なことを測るための指標の開発というものを行ったりもいたしました。
 そのほかにも、現在の職場においては国立大学等々の評価を行っていますが、ここでは、大学で評価を担当する職員や教員のために評価の研修プログラムを開発をし、自らワークショップを行っていたということであります。
 こういった知識、あるいは実践で培ったもの、あるいは研究として得られた技術については、会計検査院においては、例えば有効性の観点からの検査、効率性からの観点からの検査においてはこうした評価論で培ったものをお役に立てるのではないかというふうに考えております。
 また、非営利組織論なのですが、これは、私の先生というのは経営学の父と呼ばれたピーター・ドラッカーという人です。ドラッカーは亡くなるまで、有限の資源を使って最大限の効果を上げるという意味では営利も非営利も変わらないと常に申しておりました。この非営利の中には政府や自治体も含まれます。
 こうした有限の資源で最大の効果を上げるという考え方、あるいはそこをベースにつくられたマネジメントの考え方を用いて、この事務総局を指揮監督する際に寄与できたらというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 田中弥生

speaker_id: 1230

日付: 2019-05-29

院: 参議院

会議名: 議院運営委員会