青山繁晴の発言 (決算委員会)

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○青山繁晴君 政府全体で、内部ではよく議論していただいて、先ほど申しました、IAEAの中で既にレベル8を設けるべきじゃないかという議論が行われていますから、それを促すように向かっていただきたいと思います。
 一つだけ付け加えれば、今大臣がおっしゃった評価尺度は実はかなり変更が行われていて、レベル6などに新しい一九五〇年代の事故が入ったり、実はずっと検討をやっているんですね。それで、日本の実務当局もそれを知らないはずはないのに、実は今回質問するに当たり、僕のルートでもう一度確認したんですけれども、ほとんど福島がレベル7になっていることについて発言も動きもないということでありますから、出先の方々の踏ん張りを促すためにも、政府全体としてできれば取り組んでいただければと願います。ありがとうございます。
 じゃ、次の質問に移ってよろしいでしょうか。
 環境省をめぐる決算書もじっくり拝見いたしまして、皆さん御存じのとおり、除染が進めば進むほど新たな放射性廃棄物が出てくるという現実があります。事故の起きる前に通常運転していた、あるいは今再稼働している原発から言わば普通に放射性廃棄物も出てくるわけですが、中間貯蔵までは行っても、その最終処分ができないという現実がずっと続いているわけです。
 この除染に絞って申しますと、福島原子力災害に関連して出た放射性廃棄物というのは中間貯蔵から三十年以内に最終処分に入る約束だと私は理解しておりますが、そうしますと、中間貯蔵は既にもう始まっていますから、今から検討しないととても間に合わないです。であると同時に、今から検討して国内の他の都道府県のどこかに最終処分場を造るというのは、これまでの通常分の困難な歩みからしても極めて難しい、もっとはっきり言うと、現実にはできそうもないと。そうすると、福島原子力災害の大事な部分もいつまでたっても終わらないということになります。
 そこで、せっかく決算委員会で質問させていただきますから、ちょっと今まで世の中に申していなかったことをあえて専門家の端くれとして申せば、陸が無理であればほかの空間を考えざるを得ない。それは、そのように決めるべきだと申しているのではなくて、検討せざるを得ない。そうすると、陸でないところというのは、現実には宇宙空間と海洋しかないわけです。
 実は、私の知友の科学者の中にも宇宙空間での処理を提案なさる方もいらっしゃいます。しかし、それを三十年というタームでやるというのは現実にはとても無理だと、まあ個人的見解ですけど思います。そうすると、もしも陸上の都道府県に置くことができないのであれば海洋を考えざるを得ない。
 放射性廃棄物を固め上げて、日本のEEZは実は世界第九位の、海で考えると九位、陸地を含めると第六位の面積になるという広大なところですから、しかも、深海部分、深いところを考えれば日本の深海技術は世界トップです。つい先日もJAMSTECが、海洋開発研究機構ですね、五千五百三十五メートルの深海底を掘削しまして、そこからレアアース泥を実際に取ってくるという大変な世界的成果を二月に上げたばかりであります。
 そうしますと、単なる海洋投棄ではなくて、こうした日本の深海技術を生かした海底下への処分を少なくとも検討はしないと、仮に最終的に陸上で処分せざるを得ないとしても、本当にできることをみんな尽くしてやった上でうちの都道府県にお話が来ているのかという住民の方々の疑問に答えることも難しいと思います。
 これも誤解なきように申せば、私は海洋資源の調査、開発も専門分野の一つでありますから、海の尊さは知り尽くした上で、議論を前に進めるためには、あらゆる可能性を一旦政府が研究した上で、責任ある再提案を政府がなさることが政府の責任ではないかと思います。
 先ほどの質問でも申しましたが、これも政府全体の取組が必要だと思いますので、その一環として原田環境大臣の見解を伺えればと思います。

発言情報

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発言者: 青山繁晴

speaker_id: 30559

日付: 2019-05-22

院: 参議院

会議名: 決算委員会