小川勝也の発言 (決算委員会)

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○小川勝也君 全ての事例を申し上げるつもりはありませんけれども、いわゆる多頭飼育で大変な劣悪な状況で業が営まれているというニュースも散見されますので、期待をさせていただきたいと思います。
 次のテーマに入ります。
 今日午前中、国有林野の管理経営に関する法律の本会議質問をさせていただきました。当然、この国有林は国民全体の大きな財産でありますし、これを財として利用するのも当然であります。しかし、森は人間だけが好き勝手に使っていい場所ではないと、こういう教えもいただいているわけであります。
 今を遡ること二十年前、参議院国土・環境委員会という委員会で鳥獣保護法の審議が行われました。これは、野生鳥獣の保護に関する法律というふうに名前はなっているわけでありますけれども、すなわち、いわゆる野生鳥獣の中で農作物等に被害を与えるものに対して鉄砲で撃つという話でありました。
 その折に、現在もこの国有林の法律改正でいわゆる要請をいただいております一般財団法人日本熊森協会、兵庫県に本部がある団体でありますけれども、ここから大事な指摘をいただきました。すなわち、野生鳥獣が人里に出てくる理由は幾つかあると。一つは人里に人が少なくなったからであるけれども、もう一つは山の奥に木の実が少なくなったからだと。
 これは今日の午前中の質疑でもお訴えをさせていただきましたけれども、昭和三十年代から四十年代、木材の需要が大変高くなりましたので、切った後、また需要があるものと思って針葉樹中心に人工林を植え過ぎたおかげで、広葉樹と針葉樹のバランスが全国的に崩れてしまっているということであります。その後、この針葉樹だけではない、広葉樹やドングリ等のなり物のある混交林が野生鳥獣との間でどういう関係にあるのかということは、まだまだ議論の余地があることであります。
 すなわち、この団体が望むように、熊森協会という名前でありますので、ツキノワグマのためにいい森になればいいわけでありますけれども、イノシシや鹿が喜んで繁殖をしてまた人里に出てくるというリスクもゼロではありません。私は、物事に表があれば裏があるというふうに知悉をしている頭の柔らかい政治家であるとは自負をいたしておりますけれども、何とかこのドングリも、針葉樹だけではなくて植えてほしい、広葉樹も植えてほしいという思いを持っています。
 ちょうど国有林の法律が通るときでありまして、伐期ですので、どんどん切ります。しかし、状況によっては、本当に切りやすいところはまた五十年後に切るべく人工林として整備をする、しかし、ここはちょっと次は切りにくいのであるいは混交林に戻すのかな、こんな考え方があっていいのだというふうに思いますが、残念ながら、大臣に確認をいたしますけれども、今回の国有林の大改革の中で、環境大臣として、環境省として、国有林側と打合せはされたでしょうか。

発言情報

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発言者: 小川勝也

speaker_id: 4765

日付: 2019-05-22

院: 参議院

会議名: 決算委員会