竹下義樹の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(竹下義樹君) 竹下です。ありがとうございます。
 今御質問いただいたことについて、私の理解する限りのことで二つお答えしたいと思います。
 後の、今回の採用試験の恒久化の話から先に申し上げますと、私は、この障害者選考採用試験が言わば数字合わせのための制度だとすれば、それは何にも、物を解決する、あるいは水増し問題を本質的にクリアしたことにならないと思うんです。これが恒久化するということは、裏返しに言えば、そういう数合わせのための今回の選考採用試験ではなくて、障害者の働く機会を実現する、保障するための制度だと言えるためにこそ、この障害者選考採用試験制度が必要だと思うんです。
 それと、もう一つだけ思うのは、たとえ法定雇用率を達成したとしても、それで事足りるということではないんだと思うんです。なぜならば、障害者に対する配慮という点や、あるいは障害者の現実に置かれたこれまでのその環境から見れば、一般採用試験で合格するということは極めて困難な場合があったことは誰でも分かることだと思うんです。その中で、今回合格した方を見ても分かるように、非常にスキルの高い方がたくさん公務員に就くことになったわけです。そういう意味では、そうした働く機会を拡大するという意味からも、この今回から実施されるようになった選考採用試験というものが障害者にとって非常に大きな期待というのか、希望の言わば一つの形ができてきたことも是非御理解いただきたいと思っております。
 それから、もう一点の問題でありますが、今回、合格した人たちと私たちは接触する中で、非常に、その人たちが感じていることの中で、私自身もそうだと思ったんですけれども、自分が今回採用される中で、自分の悩みというものを聞いていただくとしても、そのことを受け止めてくれる人たちに話をするとしても、自分自身がどういうお願いをしたらいいかということが分からない場面がたくさんあるんだそうです。そのときに、その自分がお願いしたいことを理解してもらうためには、その自分の立場だけではなくて、障害というものを理解した人たちが加わっていただくことを強く望んでいるということを感じたことも併せてお願いしたいと思っております。
 そうそう、ごめんなさい、落としました。
 今年、実は、新たに実施される採用試験については、この二月に実施された試験の問題点について人事院の方と話し合う機会を持たせていただくことができました。そして、更に採用試験でこれまで以上に視覚障害に対する配慮がいただけるようになったというふうに思っております。
 例えば、点字と拡大文字、さらには音声パソコンというものの組合せがスムーズにできるようになるとか、あるいは申し込む際においても、墨字と我々言いますけれども、普通の文字で申し込めない方についてはパソコンで受験申込みできるようになったとか、そういう形での試験段階での合理的配慮が大きく前進したと思っております。
 そういうことを、今後も具体的な困難が出てくるたびにそうした問題点を克服することも是非お願いしておきたいと思います。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 竹下義樹

speaker_id: 2595

日付: 2019-06-04

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会