高倉慶応の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(高倉慶応君) 今ちょっと私の専門外のことにお答えすることもなかなかできないので、ただ、私の目に見て、海外から高く評価されているにもかかわらず、一番国内で評価されていないものの最優先が着物文化ではないかなと、そんなふうに実際考えています。
これを解決するのというのは、三、四十年掛けてやっぱり斜陽してきた産業であり、私は戒めを込めて申し上げれば、自分たち自身にも問題があるのではないかというふうに経済産業省の会議でも発言はさせていただきました。要は、自分たちが自分たちの首を絞めてきた、産業としてですね。だからこういう状況に至っているということはあるにしろ、失うには少しもったいない気がしております。
ですので、このプロジェクトも、世界に向けて、発信というのも押し付けではいけないので、やはり向こうのすばらしさをリスペクトするということを、じゃ、気持ちを形にするということが着物にするということだと思っております。これは確実に伝わりました。例えば、デンマークから皇太子御夫妻が見えたときも、ふだんであれば我々が招かれることはありませんが、私たち、着物を見せていって、大変喜ばれました。昨年の天皇誕生日には、四か国の大使夫人並びに女性大使が着物を着て両陛下の前に行きたいとおっしゃいました。これは、まさにそのリスペクトというものを感じてくださり、それに何か応えてあげようということの行動だと思います。
やはりそのリスペクトから始まったことに対する反応というのは非常に素直なもので、でも、そうはいっても着て大変だったんじゃないですかと聞いたら、いやあ、やっぱり動きにくいわねと。それがいわゆる素直な文化のやり取りの中から来てくるもの。でも、やっぱり一度着たらすごいとりこになったから、またそういうものがあったら着てみたいわというようなことを、これ各国の大使館から今もう毎日のように連絡が来て、今度国賓が来るから。残念ながら、これは内部からの要請ではないです。ほとんど海外からの、大使館からの要請がほとんどだというのが、まあ推して知るべしという部分ではないかなというふうに思っています。
是非、それこそゴールデンウイーク、今度十連休あるので、皆様方も多分外国に行かれる方も多いと思うんですけど、皆様方こそソフトパワーとなっていただいて、海外に行くときだけでいいんです、着物を着ていっていただければ。それがある意味、我々からすると、是非、ちょっとこういうことを言うと大変失礼だと思うんですけれども、よかったら海外に行くときだけでいいので着物を着ていっていただきたい。そして、何かしら、また向こうの感じ方とか、また質問が来ると思います。それで、答えられなくて困って、じゃ、またそのことを家で、家というか日本に帰ってきてちょっと学んでいただく、そういったことの繰り返しでやっていただければと思っています。
ちょっと質問の答えになっていませんが、済みません、これでお許しください。