近藤誠一の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(近藤誠一君) 国として日本の文化の力をフルに使いたいというときに、国が前面に出て、これが日本の文化だということをやることは余り得策ではない。昔、共産圏がよくやりました、国威発揚のため。それは受ける側がどうしても割り引いてしまいます。それよりも、環境だけつくり、後は日本の文化が持つ力が自然に発揮されて相手を魅了する。
 繰り返しになりますが、日本が大事にしてきた文化というのは、自然に優しい、人に優しい、繊細である、美しさを徹底的に追求する。それは誰にも通じるものです。それを制限をしないでなるべく自由に出す。そして、民間の方々も、もっと積極的にそれを自分でまず認識をして、それを相手に伝える。
 これも言葉で説明するとなかなか通じません。しかし、実際の、着物であれ、まき絵であれ、びょうぶであれ、書であれ、そういうものをどんどん出すことで、そこに何か、ああ、いいな、何かいいな、美しいなと感じてもらう。理屈ではなくて感性で感じてもらうことで日本の文化の良さが伝わっていく、そういう環境を徹底的につくるというのが政府の役割であり、それに必要な資金を提供するのが企業の役割であると。そのようにはっきりと役割分担をすることが日本の文化外交の一番重要な点だと思います。

発言情報

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発言者: 近藤誠一

speaker_id: 9916

日付: 2019-02-27

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会