大野泰正の発言 (国土交通委員会)
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○大野泰正君 ありがとうございます。しっかりとお願いを申し上げたいと思います。
先ほど、今お話ししたような状況判断には、技術的に高い専門性はもとより総合的な見地からの判断が必要になると思いますが、YS11からMRJの間、日本では長期間、部品の製造はしていても旅客機の製造が事実上されていなかったことで、日本において、各技術に対する高度な専門性を持った方はいてもマネジメント能力など総合的な判断をすることのできる方がいらっしゃるのか疑問であります。今の教育制度では、そのような人材育成が、余りにも専門性の方を重視していて制度的にも難しいように感じています。
そこで伺いますが、平成二十六年七月の乗員政策等検討合同小委員会では、中長期的な整備士、製造技術者不足を乗り越えるために産学官が連携して取り組むべきとの答申がなされています。そこから既に五年近くがたっているわけですが、日本の空の安全はもとより、日本のエアラインの発展、MRJの今後、日本の航空宇宙産業の発展を考えるとき、解決しなければならない喫緊の課題だと思います。今日どのような状況なのでしょうか。
特に、航空宇宙産業は今後の成長産業であり、航空機の高度化に伴い求められるスキルも変化し、技術的素養だけでなく幅広い知見を身に付けたマネジメント能力の高い人材がより一層、数も含めて求められると思います。航空機の整備、製造、エアラインはもとより、行政として製造国責任を果たすためにも、設計国責任を果たすためにも何より必要不可欠な人材であると思いますが、いかに継続的に育成されていくおつもりなのか、お聞かせいただきたいと思います。
現在、我が国には国立で航空大学校、航空保安学校がありますが、他のいわゆる設計国においては、製造国においては、先ほど述べた総合的マネジメント能力を持つエンジニアも国の責任で育成しています。我が国も、これから製造国として責任を継続的に果たしていくには、人材の確保、育成は必要であることは言うまでもありません。空の安全を守り、成長が見込まれる航空宇宙産業を支える人材づくりに対する国の責任とその育成に対して、お考えをお聞かせください。