足立敏之の発言 (国土交通委員会)
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○足立敏之君 ありがとうございました。
心配しておりました不調、不落の問題ですけれども、特定の地域を除いては大きな問題を生じていないというふうに判断していいのではないかというふうに思います。入札、契約の状況につきましては引き続きしっかりと推移を見守っていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
さて、入札、契約の面で大きな問題は生じていないということではございましたけれども、地域によっては人手不足で困っているのではないかという声も聞こえてまいります。
先週三十日、木曜日に、東京オリンピックのメーン会場である新国立競技場、この建設現場を視察させていただきました。驚いたのは、そこで働いている方々は現在三千人というようなことでございまして、本当にたくさんの皆さんが、それも技術者のみならず技能者、多様な分野の技能者の皆さんがおびただしい数働いておられるということでございました。オリンピック・パラリンピックを迎える東京では、このように建築分野を中心に需要が大幅に拡大しているというふうに考えられます。
一方、激甚な災害が発生した岡山、広島など西日本豪雨の被災地でも人手不足の傾向が指摘されています。しかし、私が全国各地に伺いまして、地方の生の声、特に建設産業の皆さんの声をお聞きしますと、人手不足よりも仕事不足という地域がたくさんあります。
資料三、お手元の資料三でございますが、これは建設保証会社のデータなんですけれども、東京や岡山、広島などでは公共工事が増大していますけれども、他の地域では減少傾向にあり、公共工事の偏在が顕著になっております。
また、資料四、次のページですけれども、この資料によりますと、公共事業関係費はここ二十年で〇・四六と半減しているのに対しまして、建設業の従事者は〇・七六ということで、公共工事ほどは減少はしていません。そうしたことからすると、地域的偏在や分野的な偏在はあるにしても、全体としての需給ギャップは必ずしも厳しいという状況ではないというふうに考えてもよいのではないかというふうに思います。
国土交通省として、人手不足の懸念についてどのように認識しているのか、お答え願います。