葛西リサの発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(葛西リサ君) 御質問ありがとうございます。
一つは、何をすればということではなくて、やはりシングルマザーに関しましても階層性があります、多様性があります。ですので、選択できるような住宅支援ですね、そういうものを提供していく必要があるというふうに思っているんですね。
現行では、公営住宅しかないというところが非常に厳しくて、そこに入れない人に関しては漏れ落ちてしまって、結局は実家に行くか、DVであっても夫の元に戻ってしまうか、暴力のある家庭でとどまってしまうかとか非常に悲惨な状況があったんですが、最近ではやはり空き家が増えてきた。これは国にとっては非常に大きな問題かもしれないんですが、居住貧困を支援する、あるいは研究者にとっては非常に大きなチャンスかなというふうに思っているんですね。これをいかに柔軟に有効活用していけるか。さらには、低家賃を実現して、良好な環境にして、空き家を活用していけるかということを考えていただきたいなと。
といいますのも、現行、空き家活用をしているところというのは、やはり貧困ビジネス的なところが非常に多くて、シングルマザーだと低水準でいいだろうみたいなところもあるんですね。ですので、きっちり家賃だけではなくて水準の面も縛って、質の向上ですね、そういうところもにらみながら住宅政策を見てほしいというところが一つあります。
もう一つは、シングルマザーはいろんなところで非常に不安定な状況で住宅を確保します。現行の施策ではなかなかその不安定期に早急に対応できるような施策がないんですね。なので、切れ目ない住宅支援というところで、離婚前後、柔軟に使える住宅ストックみたいなものをシングルマザー向けに提供できるような仕組みをつくっていただきたいというふうに思います。
ありがとうございました。