白波瀬佐和子の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(白波瀬佐和子君) ありがとうございます。
 意識改革は確かに時間は掛かると思いますけれども、もう待ったなしだと思います。ですから、意識改革を待たずにどういう社会が望ましいかといったときに、おっしゃったように、女性だけではなく男性も、子供というのも生物学的には一つのジェンダーでは成り立ち得ませんので、複数のジェンダーが関わるということがやっぱり望ましい、そうでないと存在しないということでありますと、性別役割の呪縛というのは実は若い男性の方が強いということもありますので、でも裏返すと、女性も今まで結構、居心地のいい椅子もちょっと手放しにくいなということもあるかもしれない。でも、繰り返しですけれども、やっぱり外圧を掛けて加速的に変えていただかなくてはいけないので、それは多少の無理も必要かもしれません。
 ですから、そういう意味では、心の準備がというところでは、例えば管理職三割といったら、三割を到達することを最終目標にされてはちょっと困るんですね。何が重要かというと、先進国も全てそうなんですけれども、三割に到達した後のメンターというかケアというかカウンセル。つまり、支援するというか、物事を決定するということ自体やっぱりキャリアの中でトレーニングされていくという事実があるんですけど、今の時代的には十分なトレーニングなしに一足飛びにという場面も少なくないんですね。そのときに、過度に女性だからとか、過度に何々人だからというところで話が始めて終わるという状況にすると次に続きませんので、やり続けていただくということと、意識改革も、何を言っていいのか何をやっていけないのかということは、日々、日常生活の中で言い続けお互いに確認し合わないとやっぱり中に染み込んでいかないという事実がありますので、それは単純な犯人捜しとか単純な間違い探しではなくて、やっぱり変えていこうという合意が、恐らくそれをなくしては次の新しい日本社会はないと思っていますから。
 そういう意味で、男女共に、あるいはお年寄りもやっぱり若い人たちも、それはもう全世代的に、つまりこれだけ急激に人口構造変わっていますし、規模がその結果として少なくなっていて、それと多様な言語、文化を持つ人たちに入ってきてもらって一緒に日本社会をつくっていただくということになると、そのための日本の底力は、やっぱり多様性の中で新しいものにつくり変えていかないと立ち行かないというふうに思います。日本的な文化はそのままではなくて日進月歩で、日本文化というのは、伝統というのは維持することもあるいは新しくつくることもできるというふうに思っています。
 以上です。

発言情報

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発言者: 白波瀬佐和子

speaker_id: 27866

日付: 2019-04-03

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会