平山佐知子の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○平山佐知子君 無所属クラブの平山佐知子です。
三年目となる今調査会でしたけれども、「あらゆる立場の人々が参画できる社会の構築」というテーマで、一年目、二年目で明らかになった課題等から更に掘り下げての議論でした。三年目の前半ですが、私、会派の関係で残念ながら参加できなかった回もあるんですけれども、議事録それからいただいた参考人資料を読ませてもらって理解をさせていただきました。
その中で、二月二十日の住まいの確保をテーマにした回では、生活をする上での基礎、衣食住のうちの住まいについて、葛西リサ参考人が、ワーキングプアな単身女性を指す貧困女子という言葉が注目されていると述べられて、結婚という居住保障システムが崩壊しつつある今、貧困女子が確保できる住まいはおのずと低質なものにならざるを得ないという現状があることをおっしゃっていました。ライフコースが画一的な時代は、あくまでその住宅の所有者は男性、夫であり、女性、妻は結婚というシステムに乗れば安定した住まいを確保できていたと、それが既に今は崩壊しているという話でありました。
社会の変化に伴って、制度も含めて考え直していかなくてはいけない深刻さ、これから、空き家問題も含めた広い視野での社会づくり、地方と都心とのすみ分けなど、幅広く見直すべきところに来ていると改めて学び、また政策にも反映していかなくてはならないというふうに考えたところでございます。
また、前回、二月二十七日には地域コミュニティの充実というテーマで、シェア金沢が注目されている雄谷参考人のごちゃ混ぜの場をつくろうというお話、障害がある人もない人も子供も若者もお年寄りも、みんなが一緒になって日常を過ごす場所とする、そんなごちゃ混ぜの場、地域づくりをしていくという考え方は大変興味深く聞かせてもらいました。
私もよく、障害のある子供さんを持つお母さん、お父さん方と意見交換などをさせてもらうことがあるんですが、学校を卒業した十八歳以降、地域でどういうふうに暮らしていくかという不安、将来親がいなくなったときにどうなってしまうのかなど、子供の将来を心配する声が圧倒的に多く聞かれます。また、車椅子を利用する方など、障害者御本人と話していても、自分が外出することで多くの方の助けをもらわなければならないことに苦痛を感じて、迷惑が掛かるから外出はできるだけしないでおこうと外出を避けてしまうようになるという話も伺っています。
そんな中、地域で支え合う仕組みをつくることで、あるときは支えられていた人があるときは支える側に回れる社会、それが重度の人であっても支える側に回ることができるのだという現状を伺って、様々な枠を取り払う、従来の考え方の転換も必要だというふうに考えました。まさに、あらゆる立場の人々が参画できる社会の構築、誰もが安心、安全に暮らしていく社会をつくるという意味では有効な御意見をそれぞれからいただいたというふうに思っています。
この三年にわたる本調査会におきまして、それぞれの地域の課題や意見を党派を超えて皆さんで考えて議論をしてまいりました。これを踏まえて、調査会で出てきた課題それから提言を更に深めていければというふうに思っております。
最後に、大変有意義な調査会となりましたことを、調査会長始め議員の皆様にも心からお礼を申し上げまして、意見とさせていただきます。
ありがとうございました。