佐藤啓の発言 (災害対策特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○佐藤啓君 ありがとうございました。
具体的にどういう方向性でこの避難対応の見直しを進めるかということについては、もう検討がされているということでありますけれども、是非参考にしていただきたいこととしまして、行動経済学の中で、人間のいわゆる合理的な選択を後押しするナッジという考え方が、今、厚生労働省やまた環境省等を中心に取り入れられておりますけれども、そういうことも是非参考にしていただければ有り難いなと思っているところでございます。
それでは、少し私の地元のことについても触れさせていただければと思っております。
地球温暖化による気候変動の影響で水害、土砂災害が激甚化、頻発化しているということでございますけれども、過去の水害、また土砂災害にまだ実は悩まされている、そういう地域もございます。
平成二十三年の九月、紀伊半島の大水害というものがございまして、私の地元奈良県、また三重県であったり和歌山県の三県で死者、行方不明者八十八名、斜面崩壊箇所が約三千か所に及んで、各所で道路が寸断され、住民が長期にわたって孤立するなど、甚大な被害が発生をいたしました。
現在、国直轄によります再度災害を防止するための砂防堰堤の整備を進めていただいていると承知しておりますけれども、特に十津川村の長殿という地域であったりとか栗平という地域、また五條市の赤谷という地域で大規模な河道閉塞が形成されておりまして、決壊により重大な土砂災害が発生するおそれがあることから、下流の住民の方々は豪雨のたびに大変避難をして、また不安なお気持ちであるという状況であります。また同様に、野迫川村というところがありますが、北股地区というところがありまして、ここも同じような悩みを抱えています。対策工事の進捗で重大な土砂災害の危険が急迫しているということではないと認められたとも聞いていますけれども、一方で、流域では多くの崩壊斜面がありまして、斜面からの土砂が下流に堆積して、豪雨だったり洪水のたびに河川が氾濫するのではないかと住民は心配しています。
早くこれらの対策を完了していただきたいと思っているんですけれども、この奈良県における大規模な河道閉塞箇所の再度災害防止対策の進捗状況、そしてまた、今後の土砂災害対策の取組についてお聞かせいただければと思います。