麻生太郎の発言 (財政金融委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(麻生太郎君) いわゆるコラテラライズド・ローン・オブリゲーションでしたっけね、たしかCLOのあれだと思いましたけれども、これを農林水産省と連携をいたしながら、農林中央金庫に対して、このCLOへの投資を含めてこれモニタリングを行っているのは当然なことであります。
 金融庁では、本年三月に、金融危機時の反省を踏まえまして、証券化商品市場を通しまして金融市場というものの危機の連鎖を未然に防止する枠組みの一つとして、これはCLOに限りませんけれども、金融商品の証券化商品への投資に関する規制の強化というものを既に行っているところであります。
 お尋ねのこのCLO投資の拡大がシステミックリスクに発展していくかどうかということに関しては、これは現時点において日本の金融システムは総体として安定をいたしておりますんで、農林中央金庫を含めまして日本の金融機関が保有しておりますCLOというものは高格付のものが主に中心だと承知をいたしております。
 他方で、このCLOの裏付けとなります資産は、御存じのようにこれは格付が低い企業向けのいわゆる貸出金でありまして、景気後退局面というものにおきましては、これは裏付け資産の悪化を通じてCLOというものを保有しております金融機関の損失に与える潜在的なリスクというものについては、これはもう国際的に指摘されているのは御存じのとおりであります。
 こうした中で、システミックリスクに発展する可能性について予断を持ってお答えするということはこれは困難ですけれども、金融庁におきましても、このCLO投資の拡大等々によって金融システム全体の安全性が損なわれるということがないように、これは内外の経済情勢、市場動向等々を十分に注視していきながら、金融機関との対話を通じてリスク管理というものを高度化を促すなど等々、必要に応じて適切な対応を行ってまいりたいと考えているところであります。

発言情報

speech_id: 119814370X01120190523_027

発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2019-05-23

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会