河野太郎の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○国務大臣(河野太郎君) 豊富な石油の埋蔵量をバックにして、ベネズエラの経済というのはかつては安定をしていたわけでございます。それが二〇一三年にマドゥーロ大統領が就任以来、経済的な失政により経済が崩壊をいたしました。恐ろしいハイパーインフレーション、そして汚職、腐敗が蔓延をする、そういう中で、ベネズエラにおける政治的、経済的あるいは社会的情勢が悪化をし、生活できなくなった二百万人を超えるベネズエラ国民が諸外国に、近隣諸国に流出する、そういう事態を招きましたが、このマドゥーロ政権は何らそれに対処するすべがありませんでした。
そして、二〇一八年に実施された大統領選挙は、その正統性に対し多くの国から疑義が寄せられるという状況になり、我が国もこの二〇一八年の大統領選挙についての説明責任を果たすよう累次ベネズエラ政府に求めてまいりましたが、残念ながら何らそれに対する納得のいく説明が行われておりません。そして、この難民という形での国民の流出はいよいよひどくなる一方でございます。
この状況の中で、様々な国が人道的支援を行おうといたしましたが、マドゥーロ政権はそれを物理的に阻止をするという状況にあるわけでございまして、既に停電あるいは断水といった人命に関わりかねないような状況も起きているわけでございます。
我々といたしましては、こうした状況を非常に懸念をし、グアイド暫定大統領を支持するとともに、なるべく早期に正しく民主的な手続にのっとった大統領選挙を行って、新たな政権を設立し、このベネズエラの政治、経済あるいは社会的混乱を収める、そういうことを求めているわけでございます。
マドゥーロ政権は、先ほど委員がおっしゃったようなアメリカの経済制裁を理由にするようなことをいろいろ言っていることは我々も承知をしておりますが、到底それでこの全ての状況を説明できるはずもなく、この状況を収束するためにはなるべく早期に自由で公正な大統領選挙が行われ、新しい政府の下、この状況が早期に収束されることを我々として望んでいるところでございます。