中西祐介の発言 (総務委員会)

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○中西祐介君 ありがとうございました。
 もうまさに人の生き方の選択の問題に関わる話ですので、全て政治が解決、処方箋を打てるかどうか、私はそういうふうには思っておりませんが、いろんな分析をしながら前に向いて進んでいく必要があるんだと思います。
 今大臣も御紹介いただきましたが、徳島の好事例を一つ御紹介を申し上げたいと思います。
 お手元に今日は資料を配付をさせていただきました。日経ビジネスの二〇一七年年始号ということで、神社の中で格好いい新婚の夫妻が結婚式を挙げている資料でございます。
 徳島県の美波町は人口六千五百人程度の町なんですが、これまでサテライトオフィスが何と十九社進出をしてきています。移住が進んで、限界集落に新しい地域の祭りが生まれました。みこしの担ぎ手は外国人や都会で育った若者がやってきている、都内のラーメン激戦区からわざわざ人気店が出店をすると、そういうすばらしい事例が起きていまして、過疎地でありながらにぎやかさを最大限に発揮をしている、にぎやかそ、これをキャッチフレーズにしながら、過疎問題や大都市からの若者の田園回帰ということを研究をしておる明治大学の小田切教授から着想を得まして、美波町の影治信良町長が今年発表された、にぎやかそ、キャッチフレーズであります。
 今度は、その地方創生をテーマに映画が決まりまして、個人名以外はほぼノンフィクションで描かれた「波乗りオフィスへようこそ」という映画が、いよいよ四月十九日、有楽町のスバル座、全国のイオンシネマなど全国ロードショーが始まるわけでございます。そのモデルの主人公となりましたIT企業の経営者、言わば地方創生事業も手掛けられている方が、この資料にも入っている吉田基晴社長、今日実は傍聴にお越しをいただいておりまして、実は今日の十六時から自民党本部の一億総活躍推進本部で御講演をいただくわけでありますが、都市部のサテライトオフィスをいかに地方で活用いただけるか、そういうお話であります。
 この映画、どこに食い付いたのかなということで、ざっとストーリーを御紹介しましたら、元々、地元御出身なんですが、都会部で会社を設立をされました。IT企業であります。そこのエンジニアを探すときに、大きな企業と戦っていてはなかなかもう人手が足りない、雇用がなかなか進まないと。そういう状況の中で、地元にお戻りされたときに、実は改めて見直してみたら、この町にはすばらしいサーフィンのスポットがある、サーファーには間違いなく喜ばれるぞ、あるいは狩りをする方々にとったら、鹿やイノシシはすばらしい、山中走り回っていると。あるいは、光ファイバー、これはもう、実は総務省の事業でありますが、光ファイバー網、全国トップクラスの敷設の今環境にございます。
 そういったことをもろもろ考えれば、賃金という形で雇用の競争をするのではなくて、働き方を提示する、まさにこの社長のキャッチフレーズであります半X半IT、半分ITの仕事をしながら半分生き方の提示をしたということで、何と募集定員は、三年後、十倍以上の応募になりました。さらには、業容は何と四倍にも伸びた、まだまだ伸びていると、そういう今ビジネスを展開されていて、御自身の好事例を世の中に広く伝えたいということで、地方創生のことも取り組まれておるところでございます。
 その映画の中で、私、非常に印象的なせりふがあったので御紹介しますが、学校の先生のせりふであります。子供たちが出ていくんは仕事や学校がないけんだけちゃうんですと、格好いい大人がおらんけんじゃというせりふがありました。さらには、町づくりの担い手のせりふは、選択肢を選ぶ人間ではなくて選択肢をつくれる人間にならんといかぬと、これ、私、本質をついているなというふうに感心をしたところであります。
 これ以上言うと映画のネタばらしにもなりますが、やめますけれども、雇用をしっかり充足をさせる、そして地域に様々な生き方の選択肢を与える、このことが、まさに今取り組んでいる働き方改革、あるいは人生百年時代における地方創生の在り方ではないかなというふうに思っています。
 こうした企業移転、あるいはサテライトオフィスの誘致活動、こういうことを含めて、美波町の事例について大臣から御感想をいただきたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 中西祐介

speaker_id: 32053

日付: 2019-03-12

院: 参議院

会議名: 総務委員会