平井卓也の発言 (内閣委員会)

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○国務大臣(平井卓也君) 私が大臣に就任してすぐ始めたのが、平井ピッチと言われる、直接私がお話を伺うという政策の立案のためのプラットフォームは、主に科学技術の分野を中心にやっています。
 このピッチという言葉は、シリコンバレーでは、普通に起業家がベンチャーキャピタルに対してとかアクセラレーターに対して短いプレゼンをすると。また、私は、エストニアが昔から、ピッチ・ツー・ザ・ミニストリー、要するに役所に国民や企業の方々が直接ピッチをするというようなシステムがありまして、そこをちょっと変形しまして、大臣に直接ピッチをしてもいいのではないかと思い、大臣に就任してすぐにスタートをさせました。
 その理由は幾つかあるんですけれども、まず、先入観なしに、バイアスのないところで最先端の仕事、また取組をしている人たちの話が聞きたいということ。そして、役所は縦割りですので、科学技術の分野でもそれぞれその担当が分かれていて情報共有ができていないということ、そして、組織から上がってくるその情報というのはややもするとヒエラルキーによってバイアスが掛かってしまうこともあると、そういうものをフラットに、その担当を超えて直接私がいろんな質問をしながら皆さんと情報共有をするということをやりたいと。これは私が自民党のIT戦略特命委員会でもう何年もやっていたことですので、そのシステムの応用ということでスタートをさせていただきました。
 これまでに、私の大臣室で三十七回、地方ではいろいろなところで七回。まず、日本がディスラプティブな、すなわち破壊的なイノベーションが起きる国へ変えていくためにはどうすべきかを中心的なテーマに、主にAI、IoT、バイオ、量子、宇宙などの分野で果敢に挑戦を続けているスタートアップやベンチャーキャピタル、研究者等、計九十二名の皆さんにお話を伺いました。
 ピッチを通じて、我が国には都市に集積、優秀な人材、卓越した研究開発などの潜在力があるものの、それが十分に解き放たれていないというふうに思いました。そこで、そのために潜在力を解放するためにはどうしたらいいかと。これは英語で私がタイトル付けまして、ビヨンド・リミッツ・アンロック・アワ・ポテンシャルということで、スタートアップエコシステムの拠点形成戦略を作らせていただきました。
 今後のスタートアップ施策に関する戦略の中間取りまとめをもう既に発表させていただきまして、三月二十九日に開催された統合イノベーション戦略推進会議において報告をさせていただいておりますし、私のホームページ等々でも紹介をさせていただいております。
 本取りまとめでは、スタートアップエコシステムの拠点都市形成、大学等における起業家の創出、アクセラレーターとギャップファンドの抜本的強化、公共調達によるチャレンジ支援、ネットワークやオープンイノベーションの推進、そして人材の流動化を促進させるために七つの戦略を掲げさせていただきました。この取組を実施することによって、世界に伍する強いスタートアップエコシステムの拠点形成を目指しています。
 この拠点をつくるというのは非常に重要で、日本は全国いろいろなところで頑張っておられますが、やっぱりアメリカやヨーロッパの例を見ても、今やシリコンバレーではなくてニューヨーク、ヨーロッパではやっぱりリスボンであるとか、またテルアビブとか、いろんなところがその拠点がありまして、そこでは日本を超えるユニコーン企業がもう既にたくさん誕生しているわけです。
 そういう意味で、東京はまず間違いなくその拠点にはなっていくとは思うんですが、何か所かその拠点を決めてそこに集中的に戦略を実施していきたいということで、今後の統合イノベーション戦略に反映していきたいと考えております。

発言情報

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発言者: 平井卓也

speaker_id: 33385

日付: 2019-04-09

院: 参議院

会議名: 内閣委員会