岩井茂樹の発言 (農林水産委員会)
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○岩井茂樹君 確かに、品種の種苗をしっかり守っていくということ、これ大変重要だと思いますが、一方で、価格競争になっているのも事実でありまして、その価格競争の観点から少し質問させていただきます。
先ほどの同じ民間企業の方から、輸送費について、航空運賃ですけれど、その航空運賃の問題が挙げられました。日本の輸送費が高くて、他国の商品と価格面で戦えないということでありました。これでは、農林漁業者が幾ら品質を高めながら低コスト化を図っても太刀打ちできず、輸出促進の足かせになっているのではないか、航空運賃の助成、そのような取組ができないのかという、そんな要望もいただきました。
ただ、これ、確かにWTOにおいては輸出補助金は原則的に禁止とされております。国際流通上、日本が輸出促進のために実際に補助金を出すというのは難しいとも理解をしております。ただ、これ抜け道というか面白い話があって、発展途上国においては輸出補助金は削減の対象とみなされていないということになっておりまして、先ほどお話をしましたイチゴの品種流出で話題となった韓国は、発展途上国として輸出補助金の支払が可能な状況にあると。つまり、その辺りでイコールフッティングがなされていないと私は個人的に感じております。
また、コールドチェーンの問題も挙げられます。各空港に冷蔵庫が設置されているんですけれども、開閉が多くてしっかりと冷やすことができない。このために品質劣化をもたらさないように、しっかりと、例えば安価なコールドチェーンというか、冷やすような資材を構築していくことも必要ではないかという御指摘もいただきました。
そこで、農林水産物・食品の輸出拡大を図っていくためには、生産面のみならず、こうした輸出段階の細かいインフラの整備等の物流面も含めて総合的な取組を行わないといけない。他国の農産物、これにはそれをしっかりとやっていかないと太刀打ちできないのではないかという話もあります。農林水産物・食品の輸出促進策を進めるのであれば、農林水産省のみならず、省庁横断的な取組、これが大変重要になってくると考えますけれども、その対応方針を是非お聞かせください。