小川勝也の発言 (農林水産委員会)

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○小川勝也君 私も国内産の牛肉、豚肉、鳥肉をこよなく愛する消費者の一人として、国内で畜産を行っていただくことに敬意を表させていただきます。しかし、高い当たり前の飼養衛生基準を守れない経営者にはその業を営んでほしくはありません。
 あるいは、後に触れますけれども、アニマルウエルフェアの概念についてもまだまだ周知徹底されていないというのも事実であります。しっかりと高い基準を、世界基準並みの基準を国内でしっかりつくって、そして健康な家畜を生産をいただき、そしてしっかりと利益を上げていただき、消費者に幸福を伝えていただく、そういった正しい畜産を、畜産局と消費・安全局としっかり連携をしてつくっていただきたいというふうに思います。質問は今日はここまでにさせていただきます。
 大臣にお伺いをいたします。
 大臣の所信表明の中で、七ページ、農業従事者の減少が見込まれる中、農業の生産性を飛躍的に発展させるためには、機械メーカーやITベンダー等と農業者が連携して、発展著しいロボット、AI、IoT、ドローン等のスマート農業に活用できる新たな技術を生産現場に積極的に導入していくことが不可欠です。このため、本年夏までに農業新技術の現場実装推進プログラムを策定し、新技術の現場実装を強力に進めてまいります。こういう一言があります。
 聞いていたときはまあ時代の流れだなというふうに、聞き流すわけではありませんけれども、アグリーです。特に北海道は、広大な農地を耕作する農業でありますので、いわゆる無人トラクターやドローンによる農薬散布がこれから不可欠になってまいります。大きく期待をしています。
 しかし、ここに書いてありますとおり、ロボットやAI、IoT、さらには充実した野菜工場、こういったものが発展していく未来にはどういうものが待ち構えているのかなというふうに考えたときに、背筋が凍る思いであります。農政改革やあるいは官邸農政を議論する当委員会では、吉川大臣が御就任される前から野党議員を中心に大きな懸念が議論されてまいりました。家族経営や小規模農業、あるいは地域はどうなってしまうのだろうか。議論を積み重ねてきたところであります。
 平成二年に四百八十二万人だった農業就業人口は、去年、平成三十年に百七十五万人に減りました。この流れでいきますと、どんどんどんどん農業就業人口が減っていく流れであります。そして、そのときにはいわゆる農村集落はどうなってしまうのか。火を見るよりも明らかであります。
 たまたま手に取りました「ダイヤモンド」、もうかる農業、小規模農家にこそ勝機あり、小規模農業を私も実践してもうけてやろうと、こう読み始めて、唖然といたしました。様々な改革によって今もお話にあったJA全農グループが弱体をしているというところに目を付けて、様々なグループや企業が農業全体をいわゆるターゲットにしているというニュースであります。
 もう一点、未来を予測させる記事がありました。セブンイレブン、セブン&アイ・ホールディングスグループがレタスのいわゆる入手先を大規模野菜工場に切り替えたということであります。その大規模野菜工場に投資した額は六十億円だそうであります。まさに小さな農業に活路あり、そういう農業には小さな農業は参入できないわけであります。
 思い出したのが、つい先頃、衆議院の矢上雅義議員から、トマトの価格が暴落をして、八代を中心とした生産現場が大変困っているという話であります。
 私は、農林水産委員会にも所属しておることもあって、スーパーに行きまして、野菜価格やどんな魚が入荷しているのか見るのを非常に楽しみにしています。自分も農業に関心がありますので、ああ、ホウレンソウも百五十円だと流通や包装代に取られた分農家の手取りは幾ら幾らかな、これじゃやっていけないだろうというふうに思っております中で、比較的価格が取れているのはトマトでありました。高糖度トマトは私が手の届かない価格で陳列されています。あるいは、お隣のお隣に田名部議員おられますけれども、青森県産のニンニクも、ブランドを持ってしっかりと、小さな塊で二百九十八円で価格を取れている。それ以外の農産物は、大変申し訳ないけれども、価格が高騰すると消費者が大変だろうなというふうにも思いますけれども、基本的に安いわけであります。
 この流れの中でまた競争をして、でかい工場やあるいは大規模経営者が、いい様々な技術革新の下に生産されるものを安定的に作ったり、あるいは異常気象にも勝てるのがいわゆる野菜工場でありますし、もっと言うと、野菜工場では、ふだん露地にいわゆる肥料をまく方がおられます。しかしその肥料の歩留りは相当悪いわけでありまして、すなわち大地に肥料を吸い取られているわけでありますけれども、野菜工場などでは液肥が循環いたしますのでロスがない。こういうことを考えたときに、本当に小さな農家が生き残るのは大変だろうなというふうに考えたわけであります。
 前置きちょっと長いんですけれども、トマトの暴落について、生産局長、何か知見がありましたら教えていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 小川勝也

speaker_id: 4765

日付: 2019-03-12

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会