田名部匡代の発言 (農林水産委員会)

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○田名部匡代君 事故が起こって以降、農林水産省の皆さんもまたそれぞれの立場立場で被災地のことを思い、一生懸命努力をされてきたというふうに私も思っていますし、そう信じています。ただ、今回、一個人の問題じゃないですから、先ほど申し上げたとおり、完璧な勝利じゃなければならなかった。私は、被災地の皆さんがどんな思いをされたかなということをやっぱり考えるんですね、この敗訴。敗訴ではないといろいろ、まあ強弁じゃないかもしれないけれども、でも、これ実質的な敗訴でありまして、その安全性がどうのこうの、大臣のおっしゃるとおりですよ、細かく説明すれば。でも、受け止め方はどうだっただろうかということを私たちはちゃんと受け止めなければならないというふうに思うんですね。やはり一個人じゃない不特定多数の人が代償を支払うことになったわけですから。
 今更どうだったのかと言っても取り返しは付かないわけですけれども、この食の安全性ということに対して提訴というやり方が良かったのかどうかも含めて、大変、安全の確認をしっかりしている日本からすれば不当な規制であると、厳し過ぎるというのは、もちろんそうなのかもしれません。ただ、この食の安全ということを逆の立場で考えたら、やっぱりそれは、国内のその国民が納得しない限り危険だと思うものは入れないというのは、それぞれの国の判断があるんだろうと思うんですね。これまでも丁寧に規制緩和に向けて取り組んでこられた。かといって、これだけの検査しているんだから入れるのは当たり前だろうと、入れなさいよという立場でもない。そこは丁寧に丁寧にやっぱりこれからも訴えていくしかないというふうに思っているんです。
 言ってみれば、八年たって国内の風評被害も完全には払拭できていないという現実がある。前回も取り上げましたけれども、いまだに検査をしていることを知らない国民もいるということが事実なわけで、やっぱり国内でも国民の皆さんにきちんと、安全なんですと、こういう取組をしているんですということを丁寧に伝えて理解をしてもらう必要があるし、他国に対しても、やっているんだから安全なんだよと、受け入れろということではなくて、やはりどうしたら受け入れてもらえるのかということも含めて、これから戦略を立て直していかなければならないと思うんです。
 例えばホヤだって、もう七割、八割は韓国に輸出しているわけですから、まあ考え方によっては、ホヤを入れてもらうために、ホヤだけは全量検査をしますでもいいわけですよ。
 何とかしてこの地域の産業を守っていくために、漁業を続けていってもらうために、何とかならないのか。そういうことも含めて、被災地の皆さんのその気持ちというものを改めて大臣に重く受け止めていただいて、これから戦略を立て直し、本当の意味での復興につなげていっていただきたい。そして、世界の理解をいただいて、少しでも規制が緩和されるように、これからも引き続き努力をしていただきたいというふうに思いますが、大臣、その御決意をお願いします。

発言情報

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発言者: 田名部匡代

speaker_id: 21884

日付: 2019-04-16

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会