櫻井充の発言 (文教科学委員会)
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○櫻井充君 ありがとうございます。
まだ工学系や医学系は、例えば企業の顧問になるとか、それから僕らは病院で働かせていただくとか、それなりの収入を得る方法はありますが、文科系の研究者の方々はそういう手だてがほとんどありません。
そこで、今回、東日本大震災を経験して、私はすごいと思ったのは、よく東日本大震災は貞観地震、貞観の津波と対比されます。
貞観の津波の歴史を調べてみると、その貞観の津波が起こる何年か前に新潟で地震がありました。今回は中越沖地震があった。全く同じです。その後に、貞観の津波の後に開聞岳が噴火しています。今回は鹿児島のちょっと南の口永良部島が噴火しているんです。朝鮮半島で地震がありました。これも全く一緒です。阿蘇山でも噴火があって、全く同じです。十八年後に東南海トラフが起こっています。
そうならないことを祈っていますが、何を申し上げたいのかというと、古文書の研究というのは相当有益だと思っているんです。地震の予知なんかすることよりも、その地球の規模としてどういう動きをしているのかということを見付けてくることの方がよほど大切ではないのかと、そう思っているんですね。
今回、東日本大震災で古文書が例えば塩水につかって、それを修復するためにどういうことをやられているかというと、一枚一枚、紙を水洗いしているんです。そうやってその古文書を残そうとしています。
私の地元の吉岡宿というところでは、古文書がありまして、その古文書を基にして羽生結弦君が殿様の役をやった「殿、利息でござる!」という映画を、それも結局、古文書を解析してもらったから、それを原本にして映画化されました。その結果、地元に観光客の方が来るようになりましたが、いろんな活用方法があるんだと思うんですよ。
ところが、理科系については、いろんなことについて、こうやってやりましょう、何とかしていきましょうという動きがあるんですが、文科系の研究というのがなおざりにされてきているような感じがするんですが、このことについてどのような手当てをしようとお考えでしょうか。