青山繁晴の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○青山繁晴君 今の菅大臣の御答弁はかなり踏み込んでいただいた御答弁だったと思います。というのは、もう一度申しますが、日本の被害者を助けるのに協力してあげるという話ではなくて、実はアメリカも被害国であるから新たな連携を進めるんだということが、議会でもあるいは合衆国の政府でも感じ取れたということを初めておっしゃっていただいたと理解します。
その上で、恐縮ですが、もう少し踏み込んでお聞きしたいんですが、さはさりながら、このデービッド・スネドンさんをアメリカ政府が一体どう扱っているのかというのは、不肖なりに私も調べましたけれども、さっぱり表に出てまいりません。水面下ではいろいろ情報があっても、表に出てくることがとても大事なので、あえて申しますが、日本政府もかつて、今死語ですけど、アベックという言葉があった時代に、アベック失踪事件として産経新聞などが努力して報道してもなかなか本当のこととして取り上げられなかった。さっき質問いただいた北村先生は産経新聞の出身でいらっしゃいますけれども。
もう長い道のりを経てようやく日本政府も、実際は特定失踪者という方を含めると九百人近い、九百人前後の方、疑いがあるわけですけれども、その中の僅か十七人といえども政府が拉致被害者として認定するという重い事実があって、これはやっぱり北朝鮮にとっては大きなモチベーションに、解放するというモチベーションにやっぱりつながったと思います。
そうすると、これもあえて申せば、拉致被害者の救出については五人しかまだ成果は出ていないけれども、少なくともアメリカ合衆国よりは日本の方が長い道のりと苦心と関係者の努力と、もう一度言いますが、一部しか結果は出ていなくても、でも一部でもとにかく取り返したという事実がありますから、まずはこのデービッド・スネドンさんについて、政府が拉致被害者として認定するというノウハウを提案してはいかがでしょうか。
念のため申せば、日本政府も認定した被害者だけを取り返すんではなくて、認定のあるなしにかかわらず取り返すということは政府は明言されておられます。それも含めて、新しい人間関係をつくられたところの菅大臣を中心に、アメリカにあえてこれを呼びかけてはいかがでしょうか。大臣、お願いします。