根本匠の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(根本匠君) 共通事業所は平成三十年にできた新しい概念であります。調査対象事業所を毎年部分的に入れ替えるという、精度を高めるためにそういう方式を取ったことから、調査対象事業所の一部に前年同月と本年同月共に回答したという意味で共通の事業所が含まれるようになりました。その意味では、労働者全体の賃金水準は本系列で見ますが、参考としてこの共通事業所の数値も参考値としてお示しをしていると、こういうことであります。
そして、この新しい共通事業所には二つの大きな特徴があります。毎年事業所の入替えがあるため、前年と今年の共通事業所と今年と来年の共通事業所は、これは中身が異なります、パネルにあるように。各月に二つの賃金額が存在して、何を基準として時系列で賃金を比較するのか、これが決めるのが非常に難しいのではないかという指摘をされております。さらに、本系列と異なって標本数が少ない、あるいは新しい概念なので安定性が必ずしもまだあるとも言えないという課題も専門家から提起をされております。
このような特性を持つ共通事業所の賃金の実質化、実質化というのは、物価の変動を除いて指数化して時系列の変化を見るというのが実質化の意味ですが、この共通事業所のこの特性に照らすと新たな課題でありますから、統計の専門家による論点の整理を精力的に行っておりまして、一定の時間を要しております。今月中をめどに中間的な取りまとめを行うよう、今精力的に努力をしているところであります。