前原誠司の発言 (安全保障委員会)
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○前原委員 私は、先般の国会におきまして、この習近平国家主席の国賓訪問に対する質問主意書というのを出させていただいています。
私の問題意識は、ウイグルあるいは香港、こういったものの人権侵害、そして南シナ海での振る舞い、また、尖閣列島へのチャレンジ、こういうものがあって、果たして、今大臣の言われたように多くの国民が、ハートフル・ウエルカムでしたっけ、そのような状況になるかというと、そうではないと私は思っております。
もちろん日中関係は大事であるということは間違いがないわけでありますけれども、その中で、本当に、国賓として扱うことについては、むしろ、今、改善されなくても国賓として迎えることには賛成だということをおっしゃいましたけれども、また他方で、いろいろなことを中国でもおっしゃっていただいているということでありますが、日本として言うべきことはやはりしっかり言う。我々は民主主義であり、法治国家であり、そして人権を大切にする、そして主権というものはしっかり守っていくんだ、こういった国家意思というものがちゃんとやはり示されなければいけない。このことについてはしっかりとお話をこれからもいただきたいと思います。
その上でイランとアメリカの問題に移りますけれども、一つ心配していますのは、オバマ大統領が二〇一一年の十一月にオーストラリアで演説をされて、これはアジア太平洋地域へのいわゆるコミットメントの話をされたんです。よくこの安全保障の世界ではリバランスという言い方をしますけれども、つまりは、中東からむしろ軸足をアジア太平洋地域に置くという意味でのリバランスということをオバマ大統領は言われた。
そして、トランプ大統領というのはオバマ大統領を全て否定をしていってはおりますけれども、中東からのコミットメントについては引き揚げるということを言っていた。にもかかわらず、今回、むしろ増派の傾向にありますよね。例えばどういう状況になっているかというと、年末には七百五十人増派、そして一月三日には更に三千人超の中東増派を決定、そして、イラクのアブドルマハディ首相がポンペオ米国務長官に駐留外国軍の安全な撤退に向けて協議を開始するように要請したが、アメリカはイラク側の要求を拒否した、こういうことであります。
つまりは、中東へのコミットメントをせざるを得ないような状況になってきて、このリバランス、つまりは、二正面というのはなかなか難しいということの中でリバランスということをずっとアメリカがやってきたのに、むしろ、中国あるいは北朝鮮、こういったものに対する中東の情勢というものはマイナスの影響を及ぼすんじゃないかという懸念をしていますが、これについてどういう見解を持っておられるのか。防衛大臣か外務大臣か、どちらでも結構です。