茂木敏充の発言 (外務委員会)

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○茂木国務大臣 この日米の貿易協定を振り返ってみますと、昨年の四月、マーラ・ラゴでの日米首脳会談におきまして、私とライトハイザー通商代表、この間で、当時はFFRと呼んでおりましたが、この議論を始めるということで、昨年の九月二十六日に、日米共同声明によりまして、今回の交渉、スタートをすることになったわけであります。
 さらには、本年の四月から本格的な交渉、これが行われまして、九月二十五日に最終合意、そして十月の七日に署名、こういうことに至っているわけでありますけれども、この間一貫して我が国として、米国にとっても、TPPに復帰する、このことが最善であるということは何度も米側の方に説明をしてきているところであります。
 その上で、今回の協定をごらんいただきますと、日本の農産品については、岡本委員の方から御指摘のありました米、これはこれまでさまざまな通商交渉で一番大きな焦点となってきた、この米については加工品も含めて全く譲許していない、完全に例外にしている。さらには、林産品、水産品、そしてTPPワイド関税割当て対象の三十三品目、多くの品目で全く譲許を行っていないわけであります。
 さらには、投資、サービス、ルール等につきましては、デジタル貿易ルール、これは日米デジタル貿易協定、こういった形で今回合意しておりますが、このデジタル貿易ルール以外は今回の合意には含まれていないわけであります。
 ということは、米国にとってみますと、TPP12の際に得られていた内容で本協定では得られないものが残っているわけでありまして、米国がTPPに戻るインセンティブ、これがなくなったとは言えない、このように考えております。
 TPPの、ハイスタンダードでバランスのとれた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広めていく、これは国際経済社会の安定と繁栄に大きな意義があると考えております。
 そうした観点から、我が国としては、米国を含めできるだけ多くの国、地域がTPPに参加する、こういったことを期待したいと思っております。

発言情報

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発言者: 茂木敏充

speaker_id: 5551

日付: 2019-11-06

院: 衆議院

会議名: 外務委員会