篠原孝の発言 (外務委員会)
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○篠原(孝)委員 国民民主党の篠原孝でございます。
外務委員会、何年ぶりですかね、久方ぶりに質問させていただきます。
私、多分、四回、外務委員会に所属しておりますけれども、しばらく休んでおりました。例によって資料を、三時間分ぐらいの質問の資料を皆さんのお手元にお配りしてありますので、これを見ながら、特に大臣、よく聞いていただきたいと思います。
まず、一ページ目を見ていただきたいんですが、ウイン・ウインだとそこらじゅうで言われますけれども、皆さん国民の相当のパーセントは意味がわかっていると思いますが、私は、この交渉、最初からゆがんだ交渉だと思っております。本当は、二番目の「TPPの約束」、ここから始めなくちゃいけないんです。
ところが、場外乱闘だか事前の何か知りませんけれども、アメリカの方から、トランプ大統領から商務省に、一九六二年通商拡大法の二百三十二条の安全保障上の問題があるんじゃないか、検討しろと言われて、いや、ありますと。これがまことしやかにあちこちに伝わって、二五%の追加関税をかけられるんじゃないかと。
こんなのは、我々にとっては関係ない話ですよね。関係ないというか、そんなことを言われる筋合いはないわけです。それを、これを回避できればいいんだなんて、そんなところから交渉を始めたのがそもそもの間違いだったと思います。
これを見ていただきたいんですが、まず、真ん中の「TPPの約束」から、「ここから交渉開始」というのを。センシティブ品目、これは米とかがあって、米はちゃんと守ったというのがいつも出てくるんですが、牛肉・オレンジ、のみました。アメリカ人は自動車です。
これは、左右を対照して見ていただくとわかりますけれども、ちゃんと約束してたんです、TPPのときは。それを、結果を見てください。よく取り沙汰されますけれども、自動車・自動車部品については、附属書に、何かわかりませんけれども、大臣はよくおわかりになるんでしょう。私もそこそこわかりますけれどもね。「カスタムズ デューティーズ オン オートモービル アンド オート パーツ ウイル ビー サブジェクト ツー ファーザー ネゴシエーションズ」、関税の撤廃に関して更に交渉と書いてあるだけで、さっぱりきちんと書いていない。
それに対して左側、我が方は、全部そのまま約束をしているわけです。させられたのかもしれません。これでウイン・ウインなんて言えるんでしょうか。何か、農産物、農業を差し出して、そしてトランプの関心を引いて丸くおさめた。
今後もどうなるかわからない。日本側の方に書くんじゃなくて、今後は両方に共通なんですが、四カ月以内に協議を終えて、更に次のテーマを決めていく。そして、サービスとか投資だとか、貿易というかトレードとかデジタルとか、そんなのだけじゃなくて、ほかのところにも広げていく。そこで自動車・自動車部品の関税二・五%、撤廃されるんだったらいいんですが、そうでもなさそうな雰囲気があるということです。
次のページのところ、次じゃないですね、五ページのところを見ていただきたい、資料の。
今までこういう交渉を何回もやってきました。私は、茂木大臣はちょうどいい大臣だと思います。交渉を担当されてきて、そして外務大臣になられて、ここで委員会をやる。だから、三十時間ぐらい議論をちゃんとする、する内容をお持ちでしょうし、我々も持っているんですけれどもね。ぜひ、それをやっていただきたいと思いますけれども。
五ページを見ていただきたいんですが、今までの交渉、そこそこ手間がかかっているんです。
TPPは、これは交渉開始から発効までを計算しましたけれども、八年九カ月。日豪EPAは、一番上にあって七年九カ月。日欧EPAはちょっと短くて五年十カ月ですけれども、日米FTA、こうやって呼んでいませんけれども、私はあえてこうやって言っています、アメリカがこう言っているんですからね。わずか六カ月。五カ月というふうに言われることもありますけれども、五カ月ですよ。
それから、協定の条文が公開されてから国会提出の閣議まで、その期間にしました。たった八日しかない。なかなか出さないでいたんです。日欧EPAは非常に早く出た。TPPも、何だかんだ言って、途中でちょこちょこ出ていましたけれども、結局、計算すると三十三日しかない。ただ、これは、一六年二月四日、ニュージーランドがホームページで一月二十六日に公表して我々はそれを見ていましたから、もうちょっとあるかもしれませんけれども、日本国政府が出したのはこれだけです。非常に拙速なんですよね。何でこんなに急ぐ必要があるのか。
私は、こんなことからしても、やられっ放しの交渉じゃなかったかと思うんですけれども、外務大臣、いかがでしょうか。