横光克彦の発言 (環境委員会)
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○横光委員 コスタリカは九八%という話は私も聞いたことがあります。すごい国だなと。こういうふうに世界各国で努力している国もあるわけです。そういった中で、日本の立ち位置はどうなのかというのをいつも疑問を感じざるを得ないんです。
そこで、環境問題に著名なお二方の直近の意見を抜粋してお伝えしたいと思います。大臣、そしてまた環境省の皆様、そして当委員会の皆様、とりわけ与党の委員の皆様方にしっかりと聞いていただきたいと思います。
最初に、原子力規制委員会前委員長田中俊一さんの意見です。
「日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきた。結果論も含め本当に嘘が多い。最大の問題はいまだに核燃料サイクルに拘泥していること。」「日本の原発はそうした嘘で世論を誤魔化しながらやるという風土があった。そこにつけ込まれて、今回のように、原発マネーを狙う汚い人間が集まってくる原因にもなった。」「実用化できない核燃料サイクル政策を転換し、無駄なコストを削減し、原発を継続して利用するために欠かせない人材の育成や安全性向上のための技術基盤の開発に投資すべきである。」これまでのうそを認めたくないため、問題をうやむやにしたままでは何も変わらないかもしれない。そうしたもろもろのことを考えると、残念ながら日本の原発はこのまま消滅へ向かうであろう。
前規制委員会の委員長の今の現在の思いなんですね。そういったお言葉がございます。
いま一つは、大臣も出席されて、また、お会いになったと思いますが、グテーレス現国連事務総長のお言葉です。
九月に開かれた国連気候行動サミットの直前、世界じゅうの数百万の若者たちが街頭に出て、リーダーたちに訴えた。あなたたちは私たちを見捨てていると。彼らは正しい。
こう言っています。
大排出国はまだだが、七十カ国以上が五〇年までの実質排出ゼロを約束した。百以上の都市も同調した。
安くて環境にいい選択肢があるのに、多くの国が石炭に依存している。二〇年までに新規の石炭火力を確実になくす。
科学は、今のままでいけば、今世紀末に三度気温が上がると言う。私はそのときいないが、私の孫がいる。私は彼らの住む唯一無二の地球を壊す共犯者になることを拒否する。
グテーレス国連事務総長はこう述べられております。
私は、このお二方の発言が一言一言胸に突き刺さるんですよ。それほどの危機感を持っているということなんですよ。気候変動対策でなくて、今や気候危機対策なんです。どうかその認識を深めていただきたい。今や、私たちの敵、人類の敵は温暖化対策で、気候変動対策なんですよ。
ですから、この全人類の闘いは、そういったことにしっかりと向き合わなければ後手を踏む、そして人類が本当に大きな影響を受ける時代がやってくる、その危機感をみんな持っているんです。
どうか、この委員会も、小さなところからの出発点ですが、このことで心を一つにして、環境委員会も各省庁の皆さんと心を一つにして、日本という国がやはり気候変動対策にしっかりと対応していくときであろう、このように思います。このことをお伝え申し上げまして、質問を終わります。
ありがとうございました。