斉木武志の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○斉木委員 まさに後ろ指を指されないようにというのはそのとおりでございまして、当時、実は住民監査請求がこれの事案に対しては、町民側から、どうなっているんだ、実態を解明しろということが当然、二度にわたって住民監査請求が起こりました。それを町側は、浜田倫三町長側は問題なしということで退けておるんですけれども、非常に不透明なまま現在も受け継がれております。
そのとき、私、これを関電の今回の金品受領問題が明らかになりました現在から見ると、やはり、この町長は何のために高浜一号機から四号機まで四つの原子力発電所を誘致したんだろう、その動機というのもやはり疑いの目を向けざるを得なくなってくるというふうに思います。
町の表の口座に入るのであれば、これは、公民館であるとか、そして医療費の補助であるとか、教育費であるとか、さまざまに住民が公平に裨益する形で使われるんだろうなと想像ができます。ただし、これが個人口座に入ってしまっては誰に配ったのかわからないんですよ。町長が自己申告で、三億三千万は漁協に配っちゃいました、残り五億と二年間黙っていた間についた金利二千八百万円は後から町の口座に入れるので問題ないでしょうという、私はこれはちょっと通らないと思うんですね。
これは、当時の、森山メモというのが今回共同通信の取材で出てまいりましたけれども、この森山栄治氏が、幾ら、金品や米ドルや小判や金杯や現金、スーツの仕立て券等々を誰に送ったかという森山メモです。これによって関西電力が会見をしたわけですけれども、金沢国税局の調査が入って。
その当時の森山メモには、一瀬さんという方が高浜町の議長を当時されておりまして、一瀬さんの証言では、あれは九億円ではない、森山メモにこの金額も書いてあったが、二十五億円というふうに記載されていたと証言しておるんですよ。ということは、十六億円の差額は消えてしまったわけですね。
ただ、これは非常に問題になりまして、福井県も高浜町に対して、一体どういうことなんだと聞き取り調査をいたしました。そのときに、高浜町の総務課長さんが県の調査に対して、この口座に関しては、当時、一九七八年六月一日の調査で、大竹邦実県地方課長から浦賀喜蔵高浜町総務課長への聞き取り調査を行いました。この九億円については、全て一旦、浜田倫三町長名口座に振り込まれ、町の諸収入と五漁協への振興費に振り分けて引き出したというふうに証言しております。しかし、総額幾らの協力金が口座に振り込まれたのかわからない、振り込まれた時点もわからない、口座に幾ら残っているのかわからない、金利が幾らになったのかわからないと、管理責任者ではないのでわからないと県の地方課長に対して高浜町総務課長が答弁をしております。
ということは、要するに、浜田倫三さんの通帳に入っているので、町長の個人口座なので、県の、総務課も見ることすらできません、管理権原者ではないのでチェックできないんですよというふうに、全く、要するに、個人口座に入れてしまうと、その当人しか見ることができないお金になってしまいます。こんなことをしてしまうと、私は安全性に対する信頼なんというものは成り立たないと思うんですよね。
じゃ、町長さんが熱心に一九六〇年代から高浜一号機から四つ原子力発電所をつくることに尽力をされて、森山栄治さんと一緒にタッグを組んでやっていらっしゃいました。それは自分の懐を肥やすためかと。九億円を受け取って、これは金利だけで年間千四百万円もついているんですよ。金利だけで町長の収入を上回る額です。二十五億なんというのは、この当時の町の予算に匹敵する年間予算額ですよ。こんなお金を電力会社から自分の個人口座に入れられたら人間が変わってしまうと私は思わざるを得ないんですけれども、この事実をお聞きになって、政治家、特にその地元首長と電力会社とのあるべきお金の流れ、私は、透明化する、少なくとも町の表の口座に入れる必要があると思うんですが、規制委員長、御見解いかがでしょうか。