冨岡勉の発言 (厚生労働委員会)
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○冨岡委員 お答えをいただきました。模範回答みたいなものなので。ただ、それがやはりエスカレートしているという認識を持っています。どこかで、例えば重要インフラというんですか、部門が攻撃の対象になって、直接命にかかわるのが病院なんですよね。想定していなかったことがやはり起こってしまったということを重く受けとめていただきたいと思います。
例えば一部上場の会社の、例えばセブンペイなんか、わかりました。やはりトップクラスの人が、社長さんクラスの人がほとんどセキュリティーに関心を持っていない、関心はあってもわからないという状態が続いています。病院でもやはりそうなんですよね。だから、そういったセキュリティー網をしっかり厚労部門で指導してつくっていただきたい。いろいろなベンダーさんがおられます。NECとか富士通、トレンドマイクロ、マカフィー、シマンテック、いろいろあるんですが、そことタイアップをしたりするようなのを、やはり指導しないとわからないですよ。停電ぐらいとしか思わないんだから、手術場で。ぜひ、そういう点について積極的に、ある意味で命ですから、関与していただければと思います。
次に、がん治療対策。
特に、量子のつく言葉が今頻回に出てきています。量子コンピューター、量子暗号、量子力学、量子センサー、そして量子メス。従来は重粒子線治療機器と言われておりましたけれども、非常に有効的ですね。
私も膵臓がんを治療して外科医として二十年ぐらい携わってきたけれども、もう負けましたね。これが出てきて、あっ、今の手術知識ではもう治療できないんだなと。世界の五年生存率が大体七%から一〇%、膵臓がんに限って言うなら、重粒子線、量子メスをかけた後、取れば、何と膵がんの五〇%以上、五年生存率を上げることができる。これは世界がもう画期的に驚いている事象であります。
したがいまして、この重粒子線、ただ、この機械がまた高い。今普及しているのが百五十億円です。そして、大体、先進医療ですると三百十二万円かな、かかります。保険に通っている例えば前立腺がんとかだったら百六十万円ぐらいになります。機器も高い、値段も治療費も高い。そして、一年間に治療できるのが六百例からその前後ですね。そして、ずうたいがでかい。いろいろ、いいことばかりじゃなくて、治療機器としては非常に画期的なんですが、そういうウイークポイントというか、まだ欠点があるわけであります。
そこで、質問をまた二問ほどさせてください。
小型化については、この二十年、いろいろ努力をされておられますが、スピード感がない、遅い。そこで、何が開発に問題になるのか。予算があればできるのかどうか。お金をかけても待たなくてはいけない研究とか開発があります。どっちなのか。予算があれば非常に速いスピードでいくのか。
そして、量子メスの世界市場は一兆円規模と聞いておりますが、輸出も、韓国とか台湾が導入するとかいう話がありますが、なかなかそうはいかないので。
そこで、現在、オリパラで訪日外国人が増加している中、これを契機に機運と捉えて、地域振興の観点から、日本の医療技術を世界に紹介し、広める作業を、今やっているとはちょっと思えないので、これを積極的にやって外国の方に来ていただくようなシステムは、廉価になるまで、輸出産業として育つまで、そういう観点からのお考えはないのか、お尋ねしたいと思います。