小寺裕雄の発言 (地方創生に関する特別委員会)
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○小寺委員 おはようございます。自由民主党、滋賀四区選出の小寺裕雄でございます。
本日は質問の機会をいただき、委員長始め理事の先生方には厚く御礼申し上げます。
さて、質問に入る前に一言だけ申し上げておきますと、現在NHKで放映されている朝の連続テレビドラマ小説「スカーレット」の舞台は、私の地元、甲賀市信楽町であります。
甲賀市では、忍者と信楽焼がそれぞれ日本遺産の認定を受けまして、現在、観光振興に相当に力を入れていただいておられるんです。今回の放送を受け、ちょうど秋の観光シーズンということもあり、信楽地域は大変な盛り上がりを見せておりますので、先生方もぜひ、焼き物の里信楽においでいただければというふうに思いますので、一言申し上げさせていただきます。
それでは、質問に入らせていただきまして、私からは、地方における人材確保の観点から、高等専門学校、いわゆる高専の課題、今後の方向性について質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
大臣所信を改めて読ませていただきました。冒頭に、地方創生は、人口の減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への過度の一極集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目指すとありますが、まさにそのとおりであります。
しかしながら、現実の問題として、現在、地方では、企業が求めている人材が大変不足をしています。地元の話で恐縮ですが、私の選挙区はちょうど近畿と東海の接点に当たることから、名神や新名神など高速道路のインターチェンジ周辺、また国道一号や八号といった主要国道周辺を中心に多くの製造業が立地をしています。各種の会合でお出会いしたとき、あるいは企業訪問で会社にお邪魔をさせていただいたときなどに、それぞれの企業の経営者や幹部の皆さんとお話をさせていただくと、必ずいただく御要望が、人手不足と人材不足、とりわけ工業系とICTに対応した人材が全く不足をしているというので何とかしてほしいということであります。
生産現場における人手不足が叫ばれて既に久しくなりますが、地方において、高度化した製造技術の設計を担う人材や、現場における研究開発を担う人材に対する企業の不足感には悲壮感が漂います。滋賀県にも県立大学を始め立命館大学や龍谷大学によって、理工系人材は多数輩出はさせていただいているものの、残念ながら多くの卒業生は県外で就職をされます。
そこで、滋賀県に進出されている先ほどお話ししたような企業が強く求めておられる人材を輩出しているのが、実は高等専門学校であります。とりわけ産業界から全国的に高い評価を受けていると言われる高等専門学校ですが、残念なことに、滋賀県にはその高等専門学校がありません。滋賀のほかには、佐賀、山梨、そして神奈川と埼玉にも設置をされていません。
そこで、現在、滋賀県では、この人材不足を解消するためにも何とかしなければということで、県議会からの要請も受けて、滋賀県高等専門人材育成機関検討会を先ごろ立ち上げられ、来年一月中に知事に対して中間報告を取りまとめる方向で検討を進めておられます。この検討会では、高専だけに限らずさまざまな可能性を調査しておられるのですが、いずれにしても、高専はその中で最も期待される選択肢であります。
そこで、まず、基本的なことをお尋ねいたしますが、現在の高等専門学校の概要と現状、特に進路状況や就職率、また就職先企業からの卒業生に対する評価などについて教えていただけますでしょうか。