務台俊介の発言 (農林水産委員会)
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○務台委員 ぜひ、農業の分野でもビルド・バック・ベターが普通の考えになるようにお願いしたいと思います。
被災リンゴ農家を回っていて、指摘を受けたことがございます。それは、この災害で長野のリンゴのブランド価値を下げたくないという声でございます。
過日のNHKの報道で、あるリンゴ農家が、泥水につかったリンゴを洗い、出荷したいと言っている映像が報道されました。もったいないという気持ちのリンゴ農家、そして被災地のリンゴを買ってあげたいという善意の声も寄せられたようでございます。実は、この映像に対しては、ほかのリンゴ農家や地元のJAは真っ青になったということでございます。
それは、先ほども御説明ありましたように、洪水被害に遭ったリンゴは、細菌が入り込み、芯が腐ってくるということで、商品としては出荷しないという方針が地元にはある。それに反するような映像が流れると、千曲川のリンゴが、毀損リンゴにもかかわらず平気で流通するといった誤ったメッセージを伝えることになりかねないという懸念がございます。早速NHKに、インターネットに残っている記事を取り消すように要請したと伺っております。善意あるいは美談が、逆に風評被害の原因になるということでございます。
リンゴ農家では、水につかったリンゴだけでなく、樹体自体が水につかった場合には果実が水につからなかった場合でも廃棄すると申し合わせている、そんなことも伺っております。言ってみれば、ルール違反の行為を善意で取り上げ、それが地域ブランドの毀損につながる報道となったということでございます。
地元のリンゴ農家の多くは、産地のブランド価値を保つための品質には神経を使っており、その旨改めて報道していただきたいと願うところでございますが、農水省の受けとめ方を伺いたいと思います。