河井克行の発言 (法務委員会)
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○河井国務大臣 今、越智理事から言及をしていただきましたけれども、これまでいろいろな外交、安全保障の仕事を進める上で、私がやはり、政治家として最も追求をしていくべき、実現をしていくべき価値観というもの、その一つに、自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的な価値、これを共有していく、そして世界に発信していくことは大変重要だ、そう考えてまいりました。
これまでも法務省におきましては、今御指摘いただきましたけれども、司法外交の取組、いろいろな形で進めてきています。例えば、来年の四月、春に京都で開催される第十四回の国連犯罪防止刑事司法会議、それから、犯罪防止や法制度整備支援について、主に発展途上国に対して国際協力を行ってきた、また、日本の国内を含めて、国際仲裁の活性化に必要な基盤整備といったものにこれまで取り組んできておりますけれども、私は、そういったこれまでの法務省が積み重ねてきた司法外交につけ加えて、二つの方向性を考えて、この世界に広がる法務行政というものをせんだっての挨拶で申し上げました。二つの方向性というのは、インとアウトです。
まず、インということでいいますと、多文化共生社会の実現。つまり、外国から、過去最高の水準の観光客、外国人訪問者、あるいはこの四月から新たな制度に移行した外国人労働者、そういった方々を含めて多くの方々が日本に来ていただいている、そういう中で、外国人と日本人が日本国内において安全、安心に暮らしていける、そういう多文化共生社会をぜひ実現をしていきたい。日本で働いて、学び、生活する外国人、これからも間違いなく増加をしていきます。こういう状況において、法務省は外国人の受入れ環境整備に関する総合調整機能を担っている、そういう重要な立場から、いわば政府全体の司令塔となって、昨年末に取りまとめられた総合的対応策に掲げられた各種施策をできるだけ早く着実に推進していきたい。これはインなんですね。
アウトの方については、自由主義陣営、先進諸国を始めとして各国の司法関係閣僚との対話あるいは会議体、そういった連携を強化する。そして、多国間の国際的な枠組みも戦略的に活用していく。
そういう意味で、これまで外交、安全保障の分野で培ってきた、大変乏しゅうございますけれども、知見とか経験、そういうものを十分に活用して、この二つの方向を踏まえながら、世界に広がる法務行政を展開していきたい、そう考えております。