初鹿明博の発言 (法務委員会)
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○初鹿委員 立国社の初鹿明博です。きょうも質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
早速質問に入らせていただきます。
まず最初に、最近、芸能人の薬物事件についての報道が非常に多くなっております。特に、今、沢尻エリカさんが逮捕をされまして、きょうも、交際相手が逮捕されたという報道がされています。
この報道に接していますと、非常に人格を否定するようなものであったりとか、裏切られたとか、また、出演していたテレビとの関係で損害賠償がどうだとか、かなり厳しい報道がされております。薬物は違法なものですから、これを使用したということは罰せられて当然でありますし、私も、薬物を使用するということはあってはならないと思っております。
しかし、さはさりながら、使った本人が、今後、刑に服して、そして社会に復帰をしてくるときに、このような報道が連日されるということが、社会復帰や、本人の、薬物犯罪というのはもう依存症なわけですから、依存症というのは病気なわけですよね、その病気からの回復ということにつながるのかというと、非常に疑問を持っているわけであります。
そこで、何点か質問をさせていただきます。
このような、今の非常に厳しい、犯罪を犯した人に対する厳しい報道について、私だけではなくて、依存症にかかわっている方々も疑問を持っているわけです。
御存じだと思いますが、国立精神・神経医療研究センターの、依存症の大家と言ってもいいと思います、専門家の松本俊彦先生は、ある雑誌のインタビューでこういうふうにコメントをしているんですね。
まさにそういう取り上げ方って、薬物依存で治療中の人たちにとって悪い影響があるんです。話題になっている当人はもちろんそうですし、今、立ち直ろうとしているほかの人たちが報道に接して再使用してしまいかねない。依存症にかかっている人って、みじめさや情けなさ、恥ずかしさや自己嫌悪を自覚した瞬間に、しらふではいられない渇望のスイッチが入ってしまいます。こんなやつは消えてしまった方がいいと思って、自暴自棄になって、これまでの何倍もの覚醒剤を使ってしまったりすることもあります。
こういうコメントを出しているわけです。
しかしながら、この沢尻さんの報道を見ていたら、有名な、皆さんも知っているようなお笑いタレントの方がこんなコメントをしているんですよ。
法をもう少し厳しくしてほしい。仮にこれで黒になったとしても、初犯で執行猶予じゃないですか。そこをもっと厳しくして、初犯だろうが二、三年、そう決めないと、本当に減っていかないですよ。
つまり、刑を厳しくすれば、こういう犯罪は減るんだ、そういう主張をされている。
こういう報道があったり事件があったりすると、厳罰化すれば減るんだ、厳罰化していないからいけないんだというような、そういうことが言われるんですけれども、まず、その点について、大臣、いかが考えていらっしゃるのかをお伺いしたいと思います。使用者に対して厳罰化することが薬物の犯罪を減らすことにつながるのかどうかということです。