岸田文雄の発言 (予算委員会)
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○岸田委員 ありがとうございます。
さまざまなヒントを与え、そして大きな影響を与えているラグビーのワールドカップ、これはアジアにおいて、そして日本において初めて開催されるラグビーのワールドカップですが、本当に多くの方々がこの開催に向けて努力を積み重ねてきました。
その中で、最近よく聞きますのは、二〇〇三年、イラクで殉職された奥克彦大使も、貢献された、大きな力を与えた一人であるという話を聞きます。
私も、かつて文部科学の副大臣を務めていた時代にヨーロッパ視察をした際、英国大使館におられた奥大使に、同窓の御縁もありまして、数日間にわたってアテンドしてもらった、一緒に過ごした時期がありました。その際に、ラグビーについて、また留学先のオックスフォード大学について、本当に熱い思いを語っておられた。大変懐かしく思い返しています。
この奥克彦大使が命をかけて取り組んだ課題、ラグビーのほかにも、中東の安定というものがあります。しかしながら、残念ながら、中東情勢、今なお大変不安定なものがあります。前日、サウジアラビアの石油基地の攻撃もありました、また、きのうから報じられているところによりますと、トルコの軍事行動も開始された、こういったことであります。中東の安定、エネルギー問題一つとっても我が国の国益に大変大きな影響がある、大変重要な課題であると認識をしています。
その中にあって、総理は、米国とイランの関係が深刻化する中にあって、この両国の緊張緩和に尽力をされてこられました。
たしか、ことし六月には、日本の総理として四十一年ぶりにイランを訪問された。福田赳夫総理以来、イラン革命後は初めての日本の総理の訪問ということでありました。また、先日の国連総会の際にはロウハニ大統領と首脳会談を行った。その際に、イランは核兵器を含む全ての大量破壊兵器に反対する、こうした明確な発言を引き出されました。一方、米国トランプ大統領とも緊密に意見交換を繰り返しておられる。
総理はこうした努力をされておられるわけですが、米国とイランの関係。米国は、言うまでもなく、我が国の外交、安全保障の基軸である日米同盟があります。また、イランとの関係も、かつて日章丸事件等のさまざまな経緯の中で、歴史的な友好関係にある。日本はそういった関係にあると評価されています。
日本は、米国、イラン、この大国同士の関係を安定させるために橋渡しができる、こうしたポジションにあるわけですが、一歩間違えますと、これはもう両国との関係で身動きがとれなくなってしまう、こういった状況にもなりかねない、こうしたポジションにあるとも認識をしています。まさに日本外交の外交力が問われる、こういった事態ではないかと思います。
この米国とイランの関係、私も日本・イラン友好議員連盟の会長という立場をいただいております。この状況を大変大きな関心を持って見詰めています。
総理は、今後、米国とイランの関係、どのように橋渡しをし、そして中東の安定を実現して、我が国の国益をどうやって守ろうとされているのか、ひとつ思いをお聞かせください。