岸田文雄の発言 (予算委員会)
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○岸田委員 昨今、国際社会を見ておりますと、力による外交、あるいは強権的な政治の動き、さまざまなものを見ます。どうも息苦しさを感じるような気がします。そういった中ですので、こうした多様性あるいは自由に対する動きについては、我が国もぜひ敏感でありたいというふうに思います。引き続きの努力をお願いいたします。
話題を国内にかえたいと思います。
総理は、今回の内閣改造に当たりまして、安定と挑戦という言葉を掲げられました。安定あってこその挑戦であって、別の言葉で言えば伝統と変化、これはまさに十八世紀の保守思想の父と言われましたエドモンド・バークの保守思想、伝統と変化という言葉、こういった言葉に通じるものではないかと思います。きょうは、この安定と挑戦という言葉の中身として、私が考えます幾つかの政治課題についてお伺いしたいと思います。
まず最初に安定の方ですが、今月から消費税率八%から一〇%に引き上げられました。もとより、税率の引上げが目的ではないわけであります。十月一日、消費税率の引上げと同時に、幼児教育、保育の無償化がスタートし、介護保険あるいは低所得の年金者に対する支援が始まり、そして、来年四月からは、真に必要とされる方には高等教育の無償化が行われる。十月一日からは、こうした全世代型の社会保障が具体的に動き始めた、このように理解するべきだと思いますし、そして、そのための安定財源として消費税は重要である、こういったことなんだと思います。
一方、消費税は、経済や生活に大きな影響を及ぼすことが心配される。さまざまな懸念の声に真摯に応えて、円滑な引上げ、これを実現するために、令和元年予算にも臨時特別の措置として二・三兆円の予算を計上する。あるいは、駆け込み需要、反動減対策、あるいは予算、税制の支援などさまざまな準備をしてきた、これが今日までの経緯でありました。
税率の引上げ、そしてさまざまな措置、スタートしてきょうでちょうど十日となりました。これまでの経緯、総理はどのように見ておられますか。