萩生田光一の発言 (予算委員会)
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○萩生田国務大臣 さまざまな課題がこの間、浮き彫りにされました。私自身も、就任以来、この制度について、いろいろ問題があるけれども、しかし、一つ一つ解決をして何とか実施にこぎつけていきたい、既定の路線に沿って前に進めていきたいというもので、頑張りました。
先生から御指摘があったように、確かに予算や人的な支援をすることでカバーできることもありますけれども、それを今から与野党の先生方に御了解をいただくとすれば、当然、年度末までかかってしまうことになります。四月から試験が実施される中で、果たしてその時間を有することができるのかということも逡巡をしてまいりました。
決定的に、やはり制度を変えていかなきゃいけないなと思ったのは、まさしく先生の御指摘があったように、今回の制度というのは、大学入試センターとそれを受ける各六団体の皆さんが対等な立場で協定という形で申合せをしました。試験センターの方から何かをお願いすることはできるんですけれども、それに対してきちんと応えなきゃならないという義務はないわけですから、例えば、経済的に困難を抱えている受験生に減額をしてもらいたいということ、あるいはできるだけ近くで試験会場を確保してほしいということは繰り返しお願いはしましたけれども、実際のところ、民間の皆さんにとっては、会場をふやしていくすべというものがなかなかなかったんだと思います。あらかじめどの程度の受験生が受けるかわからない場所に大きな会場をあらかじめ確保するということは、なかなか民間の感覚ではできなかったと思います。
あるいは、減額についても、先ほども申し上げたように、予算などで応援をすることが可能であれば多分このシステムは前に進むことができたんだと思いますけれども、実際には、ある団体などは五%の減額をしてくれましたけれども、試験の受験費用から考えますと、六千円の五%ですから、わずかに、言うならば三百円ということになります。そのためには課税証明書をとらなきゃならない。市役所で二百円払って証明書をとって、八十円払って送らないと、この減額が受けられない。実質受けられる減額は二十円ということになりますので、これではなかなか経済的に困窮された方たちへの応援にはならないという判断に至りました。
決して団体の皆さんが悪いのではなくて、そういうことを、結果として前に進めるだけのシステムをしっかり持たないままここまで来てしまったことに私は大きな原因があると思いますので、これは、期限を切って、一年間でしっかりと、問題をもう一度しっかり検証し、また、課題を洗いざらい出して、そして改めて民間の皆さんとも協力をしながら、この試験が、これは全ての受験生に対してひとしく受験ができる環境というものをつくっていくためにしっかり頑張ってまいりたい、こう思っておるところでございます。